Irish Music その21

The Graf Spey/Paddy Fahy’s #25/Never Was Piping So Gay/Hut in the Bog

 

★  The Graf Spey

“1884年に出版されたScottish dance Collectionの中にThe Rothiemurchus Rantとして記載されている曲だろう、といわれる。かなり古い時代にアイルランドに渡ったスコットランドの曲のひとつらしいが、僕はクレアにいた時に最もよく聴いた曲だ。多くの人が何かあるごとに演奏していた。キーは普通Cである”

 

★  Paddy Fahy’s #25

“結構難易度の高い曲だと思うが、希花がとても上手く弾く。こういう曲を弾くと、どこかAthena Targisと似ている。かつての彼女の相棒、Laura RiskとAthenaをたして2で割ったような感じかもしれない。そう言えば、僕自身は希花のフィドル・プレイはNollaig Caseyの音に似ていると思っていたが、ある時ジョン・ヒックスが偶然にも同じことを言ったのには驚いた。みんな素晴らしいフィドラーだ。彼女たちに似ている、というのは大きな賛辞だ。若いうちはそんな風にいろんな人に影響を受けて、やがて自分のスタイルを見つけ出していったらいい”

 

★  Never Was Piping So Gay

“Ed Reevyの作。このタイトルはW.B YeatsのThe Host of the Airという詩の最後の一節から取っているらしい。これもかなり難易度の高い曲だと思う”

 

★  Hut in the Bog

“Paddy Killoranの作でOn the Road to Lurganだ、という説、更にキーはEmだ、という話があり、普通Amでやることが多いこの曲のことを調べていたら、どうやらThe Cashmere Shawlという曲ではないか、というところに到達した。ただ、この曲は長い事Hut in the Bogとして知っていたのだ。Andrewのバンドの一員としてツアーしていた時に彼から習い、「タイトルはHut in the Bogって言うんだ」と教えてもらった。アイリッシュ・チューンではよくあることなので、こんな風にいろんな角度から曲のことを知っておくに越したことは無い”

 

Letter to Peter Pan(Air)

★  Letter to Peter pan

“Liz Carroll作の美しい曲で希花のお気に入りだ。自分のブログのタイトルにも使っているくらいに好きな曲。確かにどこかメルヘンの香りがする”

 

Air Tune/MacLeod’s Farewell (Air/Reel)

★ Air Tune

“Liz Carrollの作。とてもきれいな曲で、単独でもいいが、僕らはそんなに速くないリールを後に持ってきている”

 

★  MacLeod’s Farewell

“多くの人がWedding Reelという名前で覚えているだろうが、それはLunasaの影響である。本当のタイトルはMacLeod’s Farewell (written by Donald Shaw)という。作者はCapercaillieというバンドのメンバーでキーはEで書いた、ということだが、Sean Smyth以来みんなDで演奏する”