2015年 アイルランドの旅 29

そういえば、鳥たちについてしばらく書いていなかった。

相変わらず、いつもの3羽は仲良く現れるが、最近もう1羽増えた。

鳩だ。どうも“ハト”というのはいつだったかの総理大臣以来、印象が極端に悪い。おっと!

ともあれ、こいつは人慣れしているせいか、かなり近くまでやってくる。そして長居するのだ。

昨日、試しに部屋の中にパンを置いてドアを開けてこっそり見ていたら、少しのぞいていたが、ちょんちょんと中に入ってきて食べていた。

それも結構長い間、そして奥のほうまでやってきたのだ。

他の鳥では決してそんなことはない。

ちょっとばかし図々しいといえばそう言えないこともないし、他に比べて図体がでかいので、もしかしたら他が恐れて出てこなくなるかもしれない。

しかし、餌をまけば必ずどこからともなくやってくるし、完全にこの場所を覚えてしまったようだ。

来年もやってくるだろうか。とっつかまえて目印でも付けておこうかな…なんちゃって。

そう思っていたところにまた別な鳩もやってきた。ところが元からいた鳩がそいつを追っかけ回して追っ払う。

気まぐれかな、と思いきやそんなことが何度も繰り返される。俺が見つけた貴重な場所だ、とでも言いたいのだろうか。

やっぱり部屋の中までおびきよせ、とっつかまえて「こりゃ大変」と思わせてみようかな。

それでもいつもの3羽は代わる代わる出てきて平和に共存している。鳩も彼らには敵対心は抱かないのでこのままにしておこう。

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