2016年 アイルランドの旅 12

7月下旬、Muine Bheag Co.Carlow今日もなかなかにいい天気のようだ。この様子だと25℃くらいにはなりそうだ。

昨夜も時おり霧雨のようなものが降っていた。この国が緑で覆われているのは、どんなにいい天気でもサーッと通り雨が降ることがよくあるからだろう。

毎日何気なく過ごしているが、この辺は空気が美味しい。

朝のコケコッコ〜で眼が覚めた後、広いキッチンでコーヒーを飲む。木立が美しく光っている。

どこからか野うさぎが出てきて庭で佇んでいる。

ロビンをはじめ、小鳥たちもなんかつついている。

晴れている日は、東からおもいきり陽の光が差し込んでいる。

もちろん日本でも経験できるものだが、大きく違うのは“時間が止まっている感覚”かもしれない。

アイルランド人特有の「2 seconds」「2 minuites」「~ish」に始まって、この人たちには、例えば9時から9時半までの間に存在する時間というものがないのだろうか、と思ってしまう。

そんなことは友人とパブで語らう“時”に比べたら大した問題ではないのだろう。

ここで正確な時計を見たのは放送局だけだった。どの家の時計もあらぬ時間をさしたまま止まっていることが多く、バスの車内の時計も飾る程のものでもないが、単なる飾りでしかない。

ある意味ここにいたらそれでいいような気もする。一大事でない限り時間に追われるのは楽しくない。

そういえばコケコッコ〜。この頃はあらぬ時間にも鳴いている。こちらもさすがにアイルランドの鶏。いや、因みに鶏はどこの鶏でもあまり時間に関係なくコケコッコ〜を発するらしい。

さて、最初に25℃くらいにはなりそうだ、と書いたが、ところがどっこいすっとこどっこい、今は寒いくらいだ。

何から何までアイルランド。

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