ちょっと前にモダーン・フォーク・カルテットについて少しだけ書いたこともあったが、このグループは1963年頃から短い間に日本のフォーク少年(少女も)達に強烈なインパクトを与えました。
今までのフォークソング…みんなで一緒に歌おう、というものではなく、とても一筋縄ではいかない難解なコーラスを主体にしたグループだったのです。
当時、といえども彼らの存在が日本のフォーク界に知れたのはもう少し後の66年とか67年頃だったかもしれません。
そんな彼らのコピーというのは並大抵のことではなかったのです。
僕も早速、当時、龍谷大学に通っていた金海君、立命館にいた藤本君、同じく立命の寺川君と共に来る日も来る日もコピーしたものです。
バンドの名前はBasin Street Quartetだった。
カルテットなので4人ですが、それぞれのパートはなんとも不思議な動きをします。
しかし、その4声が生み出すコーラスは力強く、他のグループではあり得ないものでした。
そんなことを想い出していたらつい先日、友人のバンドが京都からやってきました。
みんな大学の時からそれぞれの音楽シーンで苦楽を共にした仲間です。
彼等はもう40年以上Bleecker Street Quartetという名前でモダーン・フォーク・カルテットのコピーバンドをやっています。
それも同じメンバーかな。それにみんな結構元気!
バンジョーの北村君、ギターの熊谷君、ベースの村田君、ギターの田中君。
彼等とは一緒にブルーグラスをやっていたこともあるし、北村君は初期のナターシャー・セブンでベースを弾いていたこともありました。
彼等のサウンドは、本家Modern Folk Quartetから認められただけに、さすがなものだ。
まず、4人の声のバランスがいい。それぞれどことなく本家に似ていて、コピーバンドとして相当いいところまでいっているように思えて、久々に男4人の力強いコーラスを堪能させていただいた。
北村君はヴェガのロングネックを使っているが、やっぱりそれでしか出ない音、という感がしたので、いろいろと話を聞いて納得。ロッドが木製のものを使っていた。
まだまだお話をしたかったが、彼らも京都に戻らなくてはならないため、その日はすぐ別れたが、彼等、まだまだ元気そうだったので、また京都で会えたら嬉しい。
そして、まだしばらくは彼らの力強い歌声と素晴らしい演奏は健在だろうから、これからもどこかで聴くことが出来るだろう。
Bleecker Street Quartetに乾杯!