2018年春 アイルランドの旅 4

朝が来た。相変わらず何日だっけ?と考えている。

ふと庭に目をやると、昨夜降った(らしい)雪が全てを覆い尽くしている。そんなに深い雪ではなく、砂糖をまぶしたような感じだ。

そこに朝陽がキラキラと輝いている。素晴らしい景色。

今日は特に予定はないのだが、あっちこっち会わなくてはならない人に連絡したり(希花さんの仕事)ちょっと音を出したり。

その音の出方がやはり違う。分かっていることだけどまるで違う。家の作り、空気感。忘れていた感覚がよみがえるような、そんな感じだ。

裏庭をウサギが数匹駆け回っている。今回はまだニワトリを見ていない。ひょっとして去年のクリスマスの食卓に乗ったか

いや、もうちょっとしたら出て来るだろう。なんと言ってもその時期のスペシャルは七面鳥だ。

キアラン君の帰りを待って、町に新しくできたレストランに出かけた。

久々のフィッシュ&チップス。

カウンティ・カーロウの小さな町、バグナルス・タウンの夜が静かに更けていく。