Irish Musicその151

The Old Dudeen   (Reel)

この曲はAndy McGann’s としても知られる名曲。

Danuの演奏で覚えたという希花さん。

僕がDanuをSFで見た時もこれが2曲目に来るセットで始まった。まだデビューしたてのバンドだったが、それはそれは素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれた。

後にアンドリューとウォーターフォードのパブで演奏したが、そこはDanuのメンバーの両親が持っていたパブでその時の面白い話がある。

当然バンドのメンバーが数人来ていて(僕はまだ顔と名前が一致していなかった)トイレに入っていたら横に立った男が実に良い声で唄っているではないか。「あんたDanuのキアラン?」と尋ねたら「そうだよ。よろしく!」と言って右の手を差し出してきたので、僕は思わずこう言った「ちょっと待った。手を洗ってからにしよう」

それ以来僕は個室に入るようにしている。

曲とは全く関係ない話。

僕が大好きなのは1949年の秋にダブリンでPaddy Killoranによって演奏されたものをSeamus Ennisが録音したとされているものだ。

この頃の録音物を聴くというのは大切な宝物に出会ったような感覚だが、また、若い人達がその魂を見事に受け継いで演奏している、というのもとても素晴らしいことだ。