梅雨も明けていよいよ暑くなってきた。天気はすこぶるいい。
近所に電光掲示板があって、気温が表示されるが、35℃を越えると赤いランプが点滅して表示が消えてしまう。そして数日、音沙汰なしになる。多分一時的に壊れるのだろう。
そんな日がやってくるのもすぐそこだ。今日は30.5℃という数字が見える。
そんな、普段だったらみんな喜んで海に行ったりプールに入ったりの世の中だが、そういうわけにもいかない。
ところが、少し近所に買い物に出ると商店街には人が溢れている。
そのアーケードのひとつ横の道にはいくつかの商店と食事処、そして居酒屋などが並んでいる。
そこでは、どこからか上の階でだれかがカラオケを歌っている声が響いてくる。いわゆる昼カラオケの店だ。
向かいの居酒屋では顔を真っ赤にしたおじさんやお姉さんが煙草を吸いながら大声で飲んだり食べたりしている。
僕は足早にできるだけ息を止めてそこを通り過ぎる。
別な道の選択肢もあるが、そこにはいつも昼寝している猫がいるのでそれを見るために足早にそこを歩く。
そうして見る光景はなんとも不思議で、こう言う人達は世の中に一杯いて、いくら私たちのお店は感染対策をきっちりやっています、といっても、そこに来るこういう人達の問題でもある、というのが良く分かる。
他のラフな店に行った後かもしれないし。
それに夜の営業時間を短縮しても9:55まで浴びるほど飲むのは構わないようだし。
こんな状況を政府の人(人というより動物?)は観たことが無いんだろうなぁ。
あの虹のマーク(ゲイの象徴ではなく)も誰でもダウンロードできそうだし、ひとつ手に入れてみるか、なんて思ってしまう。
それかGibsonのロゴよろしく自分で描いてみようかな。
お店の問題もさることながらGoToやお盆の里帰りのことなども今盛んに討論されているが、それも庶民の間で、とういことだけだ。
それぞれが常識を持って…などと常識もない大臣に言われても理解に苦しむ。
沖縄を見放している態度も気に喰わないし、彼らからは常識も良識も感じ取ることが出来ない。
今、国会を開いても議題がない、などと言った議員もいるくらいの政党ではこれはコロナよりも日本が先に終息してしまう。
また、この暑さの中、オリンピックが無くて良かったと思うが、まだ来年やるつもりでいることを忘れていた。
金が絡むと人の命なんて何とも思わない政府の姿勢が透けて見える。
今頃涼しいところで「あー政治家になっていて良かったなぁ。下々の者は気の毒になぁ。まぁ、せいぜいほざいていればいい」
くらいの事を言っているに違いない。
ま、今日もとてつもなく暑くていい天気だ。スポーツには持って来い…だそうだ。
だが、棄権しないと危険だ。