Gibson RB-500

先日ある方から(お名前は書いていいのか分からないので)お便りをいただきました。

僕が70年代初頭使用していたギブソンのRB-500について、もっとよく知りたい、という事でした。

彼は当時、友人と「やっぱり金は良いなぁ」という事で持っていたバンジョーを金色に塗った、とか。

僕もいろいろやったけど金に塗ったことはなかった。凄いなぁ。

さて、例のバンジョーRB-500と云うのは結構レアかもしれません。

当時はRB-100  RB-250 の上はRB-800という観念でした。余り情報も無かった時代です。

なので、手に入れてしばらくはRB-800 だと思っていました。

あれは神田のカワセ楽器だったと思いますが、ひょっとすると売った方もそう思っていたんではないかな。500という話は全く聞かなかったし…。

インレイはフライング・イーグルでしたが、後でよくよく見ると、確かに800のそれとは少し違ってシンプルな形だったかもしれません。

ヘッドストックは普通のイカみたいな形の少し大きめだったので僕と省ちゃんは「スルメ」と呼んでいました。

詳しくはイカが「ダブルカット」と呼ぶようですが、僕のは「Huber」という形に近かった、かと思います。

アーチトップ仕様のパキパキした音でした。

それまで使っていたヴェガのスクラッグスモデルとは全く違う音でした。

重さもそこそこありました。

ネックは比較的肉厚で幅も狭くなく、いい感じの弾き心地です。

調べてみると結構ボウタイインレイのものが多いようです。ゴールドでない物もあるみたいです。

とに角、何故500だという事が発覚したかは…記憶によるとヘッドを交換しようとバラした時、中にRB-500という刻印が有った…ような、本当にいい加減な記憶です。

恐らく、グレートレイクスを手に入れるまでは僕のメインバンジョーだったと思います。