ちょっとした事

先日、例によってウォーキングの最中、いつも歩いている結構ややこしい交差点に差し掛かった時の光景です。

そこは電車の駅があり、バスのターミナルがあり…となかなかにごちゃごちゃした一角。

バスターミナル、或いは駅に向かう人がひっきりなしにわたる横断歩道。因みに信号はないし、せいぜい10メートルほどの横断歩道がある所。

勿論、横断歩道に人が居たら車は止まらなくてはいけない、という事は知っていることですが、パトカーが横断歩道の手前で止まっていました。

渡る人はとぎれとぎれに、それでも一向にとぎれない。

パトカーは暇なのでじっと待っている。その後ろにバスターミナルに入るためのバスがいる。そしてその後ろに急がなくてはいけないはずの営業車もいる。ごみ収集車もいる、乗用車もいる。そしてその後ろにバスもいる。

そこには ぐるっと回ったところに 信号と横断歩道がある。

みごとに車が連なり、その信号の横断歩道の真ん中で止まっている車をよけながら人が渡っている。

そこから今パトカーが止まっているところまで僅か数十メートル。

おびただしい数の車がつまっている。

さて、例の信号の無い横断歩道。

スマホをみながらゆっくり渡る若者。杖をついて渡る老人(これは仕方ない)べちゃべちゃ話ながら渡る集団。途切れたか、と思ったら飛び出してくる奴。そしてまた年寄りが渡る。

これ、どう見てもなんとかならないかな、と思ってしまう。

ご丁寧にそこに交番もあるのに、少し気を利かせてなにかすればいいのに。

そして、問題は歩行者のほうにもある。

状況を判断して譲れるところでは譲ったらいいと思うが、現代の人達にはそんな余裕はなさそうだ。

どうも、お客様は神様、という言葉が、自由と身勝手をはき違える結果を生んでいるようだ。

いやいや、けっしてそれだけではないが、僕は常日頃思うけど、本当に尊いのはお客様の為に一生懸命働いてくれる人達だ。

そういう考えでいたら、横断歩道でも状況をみて車を先に行かせてあげたり、そんな時、車の中からどうぞ、という手振りをしてくれたら急いで渡ってあげるとか、周りの状況をみれば全然出来ることだと思う。

店に入ってお客様は神様だ、みたいな態度の奴。お前が神様だったらプーチンを止めてくれ!

ありゃ、なんかあらぬ方向にきたけど、ちょっとした事が気になって、みんなもっと周りを見て臨機応変に譲り合えばいいのになぁ、と思った一日でした。

でもこれ、先頭がパトカーと云うのがみそだったなぁ。

頃合いを見て少しずつ前に出るなんてことしないだろうし、降りて行って交通整理をするとかの余計な仕事はしないだろうし。