決めつけるのは良くないが、絶対に無理だと思う。
おそらく世界中の良識ある人がそう思っていながらも、何とかしなければ、と感じているだろう。
大体、人間が存在する以上武器は無くならない…くらいのことは誰でも知っている。
減らすことは出来ても、今まで100持っていたものを1にしたところで危険度が減るだけで、使ってしまえば同じことだ。
ライフル協会の幹部が全員撃ち殺されても「ほら、やっぱり銃があれば応戦することが出来たはずだ」という理屈になるだろう。
僕はアメリカで身近に銃の存在があることを知ってきた。
テキサス、テネシーやヴァージニアでは冷蔵庫と同じくらいに各家庭にライフルが有ったし…いや靴と同じくらい、という方が正しいかな。ピストルだって何丁も有ったし。
コルト45は僕も撃ってみた。普通の家の倉庫で。
普通の人が持つ分にはいいけど、その普通の人が急変する場合もあるし、そうなると何が普通で何が異常かわからない。
どうもよく分からないのが、殺傷能力の高い銃とか非人道的兵器とか。
人道的な兵器って?殺傷能力が低くても撃たれたら痛いだろう。死ぬかもしれない。
人間の愚かさを正すことが出来るのは人間しかいないのだろうけど、ある一握りの愚かすぎる人間はもはや誰にも正すことは出来なさそうだ。
アメリカではかなり前「朝、学校に出掛ける子供を抱きしめよう。そうしないと2度と戻ってこなくて後悔するかもしれない」などと言うキャンペーンがあったが、あの頃とあんまり変わっていない。
銃規制も、ついでに議員の行動規制も無理な相談なのかもしれない。