非常に嬉しくて困ったことがある。
どういうことかというと、チーズが安過ぎるのだ。
同じグラム数のマスカルポーネ、日本で1000円となっているが、わずか1ユーロ。
こうなるとつい手が出てしまう。
ふと横を見ると、200グラムのチリチェダーの塊が1ユーロちょっとで売っている。
これもついつい手が出てしまう。
カマンベール、エメンタールもやはり日本の10分の1ほどの値段だ。
この国の乳製品の安さは分かっていた事なので何を今更、という感もあるが。
その他、聞いたこともない名前のものや、絶対買わない苦手なものまでそのコーナーは見ていて飽きない。
あまり期待はせず購入するが全て、まったく文句のつけようがない。
これだけ購入するとやはりそのままワインコーナーに走る。
そこでワインだが。
アイルランドでは比較的ワインは高いような気がする。
いや、ワインだけでなく、ウイスキーやビールもそんなに安いとは思わない。
因みに、ともすればJamesonなどは日本の通販の方が安く買えるみたいだ。
色々考えてみたが、もしかするとアルコールはパブやレストランで飲め、ということなのかな。
それ以外の理由は思いつかない。
そうしてこの国のパブ文化が守られているのかもしれない。
今日は8月16日。
京都では五山の送り火が盛大に催されたようだ。
友人たちが次々にそれぞれの家から見える画像や動画を送ってくれた。
その光景は、京都に長く住んだ僕にとって何とも説明がつかない感情を抱かせてくれる。
様々な催しがある中、この五山の送り火は格別だ。と言いながら、当時は毎年必ず拝ませていただいた記憶もない。
演奏に出かけていた事もあっただろう。あまりに近い存在で気にも止めていなかった年もあろう。
今、こうしてアイルランドに居ながらにしてその灯を見ると一層感慨深いものがある。
京都の友人たちに感謝だ。