2022年 アイルランドの旅 39

さて、9月もとうとう終盤に差し掛かった。

日本では国葬があった。賛成でも反対でもなかったが、強行することで誰か得したんだろうか?

後の言い訳が楽しみではあるが、どうせまた爺さんが悪態をついたり、都合のいいことを言ってごまかすんだろうなぁ。

それが見え見えなのでどちらかと言うと反対、と言うことになってしまう。

普段から正直で謙虚な、且つ、透明性のある、それでいて強い姿勢の政治を行ってきたら決して…まぁ国葬までいかんでも、厳かに見送ってしかるべき事案だろう。

しかし菅さん、コロナの時も今日くらいの立派な演説をしてくれたら良かったのに。

それよりも気になるのが、毎日同じところで同じ体勢で何かを見つめているサギ。

朝ということは決まっているが、たまにはお昼近くになって現れることがある。本当にたまには、だが。

そして約3時間ほど動かない。

清流からちょっとだけ頭を出している石の上で。

時々、こちらを見るような姿勢になることもあるが、その時は首を傾げている。目が横についているせいだろうか。

試しに残り物のパンを投げてみたが、ピクリとも動かない。

しかも、パンは時々奴の頭に当たったりしているのに。

今日はほんの少しだが、冷たい雨も落ちてきている。

まるで修行僧だ。

そしていつの間にかいなくなる。

飛んでいってしまうのは仕方がないが、どのようにしてそこに現れるのかをみてみたい気がするが、それは難しい。

また、何を見ているのか、何を考えているのか、知って何になるわけでもないだろうが、知りたい気もする。

きっと何も考えていないだろう、と考えるのは楽だけど。

さぁ、あと1時間ほどで国葬とやらが終わるはずだが、どういう評価が飛び交うだろうか。

そしてサギも同じくらいの時間に何処かへ飛んでいくだろう。