甘いものの事はよく書いているので、たまには辛いもの。
基本的に甘いものは大好きだが、辛いものも決して食べられないわけではない。
担々麺など、辛さの度合いで選ぶ時はいちばん辛いのから二つくらい手前のものにする。
お腹痛くなったりしたら元も子もないので。
さて、こう暑いと辛いものが食べたくなる。勿論、ソーメンは別格だが。
そこで僕はタイやヴェトナムで使われるチリソースは常に用意しておく。
そして、バタールを買ってきてヴェトナムサンドウィッチ(バインミー)を作る。
よくマイクが買って来てくれたり、一緒に食べに行ったりしたものだ。
ここで必ず必要になるのがパクチー。
初めてこれを口にした時は「なんだ、このカメムシみたいな味は」と思ったものだ。
ほとんどの日本人には理解できる感覚だろう。
しかし、このパクチーがないとベトナムサンドウィッチも単なるサンドウィッチだ。
そして、本来はレバーペイストを使うらしいが、このために買うのも…それに、そういうの結構苦手だし…そうだ、ピーナツバターで代用しよう。
そう思い、スキッピーのピーナツバターにチリソースを混ぜ、肉は豚でも牛でも良いので、焼き肉のたれで味付けし…と自分なりにアレンジしてみた。
更にどうしても必要なのは人参の酢漬け、いわゆるナマスだ。
本来大根も使うそうだがここは人参だけでも良さそう。
さぁ、バタールを少しだけトーストして、全て挟んで、懸案のパクチーだ。
これが一度買うと量が結構ある。
割と高いし(変換では高石と出る)僕ら日本人の料理ではほとんど使うことがない。
かと言って鬼のように入れるわけにもいかない。
そこで僕はインスタントのフォーを買っておく。
これはいいアイディアだ。
このフォーにはレモン(本来ならライムだがこれも高石、いや高いし)あれば、もやし。それにチリソース。
そして大量のパクチー。これできちんと消費できる。
サンドウィッチにもフォーにも多めにチリソースを使う。
この辛さが蒸し暑い時にはバッチリだ。
マイクが山のようにかけていた。
そういえばまかないで「ざるそば」を作ったらメキシコ人が「アミーゴ、全然味がしない」とぼやいていた。
マイクはしょうゆベースのめんつゆに、これでもか!というくらいチリソースを入れていた。
話が飛んだが、暑い時のカレーもできるだけ辛い方がいい。
そう言う意味ではタイカレー、特にグリーンカレーは好きだ。
陳さんの麻婆豆腐なんかも良いなぁ。
あれと餃子とビールなんていう組み合わせは最強だ!
組み合わせの妙としては「冷たい麦茶とそうめん」そしてやっぱり「ヴェトナムコーヒーとバインミー」更に「インドカレーとマサラチャイ」夏だなぁ…。
でも、甘いものも辛いものも節度をわきまえないと。
余談だが、ヴェトナムにカメムシは居ないようだ。