河合徹三プロデュース Back to Banjo 9月15日、日曜日

9月も半ばだというのにとても秋とは程遠い気候だ。

それでも、雨だけは免れているので、ま、晴れ男ここにあり、かな?

徹三氏には随分前からCD制作に関わってもらっている。

僕が思うに「至高のベース弾き」もちろんベースだけではなく「至高の音楽家」の一人だと云える。

この日、一部は僕一人でやらせていただいた。

紹介では「いつもは若手をプロデュースしていますが、今日は…大ベテランを…」

と言う話だったが、考えてみれば敬老の日?いや、一日後がそうなのかな?2003年から第3月曜日となったそうですね…ま、いいや。とに角そんな感じではじまり、僕は一部、バンジョーのいろんなスタイルを演奏してみた。

群馬から田村さんがわざわざ出向いてくれて、素晴らしい音をプロデュースしてくれる。

何もストレスを感じない音づくりは流石だ。

世界巡りでは「アルハンブラの想い出」などをやってみた。

なかなかこれは弦の数が足りない分苦労したが、もう少し研究したらいいかもしれない。

そして2部。

徹三氏のベースプレイが冴えわたる。

特に僕が感じたのは「疲れた靴」をやった時だった。

実はこれ、ふたりでやったこと無いのです。

僕は簡単なコード譜(いい加減なコード譜)だけ渡し、しかもキーをワンステップ上げて歌った。そして間奏ではそれまでのスリーフィンガーを捨てて、メロディだけを弾いてみた。

イメージとしてはデビッド・ブロムバーグのミスター・ボージャングルのライブ録音。

これも徹三氏ならではの、僕のイメージそのもののバックアップを見せてくれた。

これには脱帽…いや、分かっていたのだが…今更ながら、かな。

ショーは少し短い目だったかもしれないが、やはりそれなりに疲れた。

この日も滋賀県から、京都から、と、遠くからも来ていただいた。

終了後、京都からの友人と、久しぶりに遅い時間にビールを飲んで餃子なんか食べてしまったが、もう50年来の友人、高石さんのことも含め、いろんな良い話が出来た。

こうして、たまにはライブで多くの友人に会い、あまり近しくなくてもずっと応援してくれている人達に会い、そして昔ばなしにも花が咲き、これからもずっと応援してくれることを知り、やっぱり素晴らしい世界に生かされていることを感じる。

なんて、幸せなことだろう。

河合徹三氏に感謝。なんか、鼻歌で「どうせがらくた~♪」なんて口ずさんでしまっています。

スタッフの方達に感謝。

そして皆さんに感謝の一日だった。