またまた夜中に目が覚め、何気なしにテレビをつけてみた。
今夜はやはりBSで興味深いものをやっていた。
あれ、BSだったかな?普通の総合テレビだったかな。
9,11以後のアメリカの状況。
僕はあの当時、もろに影響を受けたし、それ以後のアメリカもずいぶん見てきた。
中東には知り合いの息子さんも行ったし。
その中で伝説のスナイパー、クリス・カイルの話も出ていた。
映画「アメリカン・スナイパー」のモデルとなった人物だ。
そして9,11で犠牲になった日本の家族の事。
ある人はビン・ラディンに会うために中東に出掛けて行ったという。
なぜ、自分の息子があのワールドトレードセンターで死ななければならなかったのか、そんな気持ちを、疑問を押さえられなくなり中東に出向いたのだと。
そして、ビン・ラディンに会うことは叶わなかったが、多くの人達と素晴らしい交流を持ったという。
中にはアメリカ軍の攻撃でひどいけがを負った少年もいた。
必ず報復してやる!と言っていたその少年も日本から来た見も知らぬ人と徐々に打ち解けてきた。
そして見た目だけでも穏やかな青年へと変化していったが、ある日あるテロの記事で(テロと云えるか戦いと云えるか分からないが)首謀者で殺害されたメンバーの中に彼と同じ名前の人物を見つけたが、本人がどうか分かる術もなかったという。
またまたあのジェイミー・フォックスの映画のラストシーンを思い出してしまった。
この連鎖は止めることは出来ないだろう。
出来ないから何もしなくていいのか、と云われればそれまでだが、スー・チーさんがいくら頑張っても周堤さんがいくら頑張っても、バカは自分の事しか考えないことは明らかになってきた。
これ、そろそろ人類は一度滅亡してリセットしないとダメかな、なんて思いつつ、地球はいつまで存在するんだろう…てなことまで考えてしまう。
そんな中、中国で痛ましい事件が起きた。
ふと思い出したのが、アメリカに渡ってすぐの頃、カリフォルニアの比較的近いところの学校で、5人ものアジア系の子供が自動小銃を持った男に殺された事件だ。
確かにどこにいても起こりうることではあるが。
あの中国の報道官の平然とした(一見)態度では納得できるものではないが、少し前の、身を呈して子供を守って亡くなった中国人の女性のことも有ったし、こういう事も変わらず起こり続けるんだろうな、と思ってしまう。
9,11以前でも人種の壁みたいなものは充分感じていたが、ヘイトの連鎖はいつまでも続くものなんだろう。
9,11からもう20年以上経つんだなぁ。
America Open Business 、 America Stands!などの看板、至る所で見た、銃を持った民兵。
そんな光景を思い出しながら番組を観ていた。