2024年11月16日 伊豆、夕鶴記念館

なんだか寒いのか暖かいのかよく分からない気候が続く東京を後にして、熱海に向かう。

当初、在来線で向かおうと思っていたが、お金は倍ほどかかってもやっぱり新幹線で行った方が仕事モードになるだろうなぁ、などと勝手に考えて…やっぱり「新幹線はうんと早い♪」だった。

アルマジロ君が仕事帰りに熱海でピックアップしてくれる。

僕は降りる時、自動改札機に切符を入れたが、出てこなかったのでそういうもんか、と思って出口に向かったら、もう一つ改札口があった。

「あれ?」と思い、その窓口に居た駅員さんに、(女性二人だった)切符が出てこなかった旨を伝えたが「いや、絶対に出てきたはずですからもう一度戻ってください」と強い口調で言われた。

仕方がないので戻ると、今度は男の人で「あ~そうですか。そんなことも有りますよね。どこから来ましたか?」と柔らかい口調、先ほどの二人とは全然違う口調で同意してくれた。

「どこからですか?」と訊かれたので「〇〇です」と言ったら「あ、僕もそこの出身です」と言ってニコニコして手続きしてくれた。

僕はその証明を持って、先の出口に行き「やっぱり出てこなかったってよ!」と強い口調で吐き捨ててきた。

大人げなかったかな、なんて思いながら。

さて、夕鶴会館はコンパクトでとても良い会場だったと思う。

しかし、バンジョーの音はでかい。

僕のグレートレイクスはガンガン響いていた。

RE TAKESもいつも通りの感じで、脱退した福嶋さんも駆けつけてくれて2曲ほど。

僕も久々に「朝の雨」なんかのリクエストに応えて歌わせていただいた。

そう言えば、楽屋には櫻井航君が自作のアイリッシュハープを持ってきてくれた。

すぐに撮影して希花さんに送ったら「素晴らしい出来。パキスタン製よりも全然良い」という返事が返ってきた。

制作にはかなりのコストがかかりそうだが、その分素晴らしい音がしていたし、作りも流石のものだった。

他にも沢山の方から甘いものや果物をもらったりと、やっぱりちゃんとした音楽をやらなきゃなぁ、と思わざるを得ない…いや、貰わなくてもちゃんとしなくてはいけないが…。

また訪れてみたい会場だったし、何といってもみんなの顔が見えて、表情を感じることができて、そしてちゃんとしたコンパクトなホールで、というところが良かった。

アルマジロ君が見つけてきた場所。でかした!という感じだ。

みなさん、有難う。

皆さんのおかげでいい音楽会になったと思います。