2024年12月29,30日 静岡、京都 

いよいよ後期高齢者の仲間入り。

まさか自分がこんな歳になるなんて…。

静岡はいつものセレンディピティ。

同級生たちも後期高齢者…当たり前か。いや、まだなっていない奴もいるかも…。

どうでもいい事か。

取りあえずこの街は僕のフォークの原点。

例によって天気も上々。

前日入りして高校時代の盟友と共にしばしの時を過ごす。

あいつ、どうしてる? あ、随分前に亡くなったよ。

あいつは? なんか圧迫骨折とかで今回来られないかもしれない。

そうか…、あ、あいつは? あいつは奥さんと来るって言っていた。

なんていう話をしながら少しビールを飲んで…これがメインかな?なんて思ってしまう。

コンサートは本当にラフな形で進行させてもらった。

知った顔ばかり、そしてみんなの顔が良く見える場所だし、なんか同窓会で演奏している様な感じ。

そうそう、その前に店主の岩堀さんを含んだメンバーによるご機嫌なブルーグラスが前座としていい感じで盛り上げてくれる。

これで帰っても良いかな?なんて思わせる歌と演奏を聴かせてくれた。

と言うわけにはいかないので、僕も今回はバンジョーと歌。

同級生が娘さんを連れて来てくれたのが驚きだった。

名前を言われた時、本当にあの頃の顔が蘇ってきた。あまり大きく変わっていなかったのかな、彼は。

とに角みんな元気でいてくれるといいな。

次の日には京都に向かう。

東京を出てきた28日。品川駅は「何事だ!」と思うくらいの黒山の人だかり。

きっと居酒屋ぴんも今晩はこんな感じなんだろうなぁ、なんて思いながら人々を眺めてしまった。

外国人、親子連れ、カップル、なにかの団体…なにもこんな時に動かなくても。あ、いや、そんな事はないか。

例によって天気は心配だったが、今のところ雪による遅れもなさそうだし、ここは晴れ男の自分を信じて。

そう言えば関ケ原にも白いものは見えなかったし。

そして京都。いや~!凄い人だ!いろんな言葉が飛び交っている。

中学生の頃からずっとコンサートに来てくれている京都の仲間の一人Nさん、としておこうかな。

ピックアップしてもらって、ひとまず彼女の家に向かう。

黒豆の仕込みを仕掛けてきたので、という事案もさる事ながら、今度の春に100歳を迎えるお母さんのお顔を拝見しに行くのも僕にとっては大きな目的だ。

元気に動いて同じ話を10回くらいする。

僕も10回頷いて同じ返事を10回する。勿論5回の時もあれば15回の時もある。

さて、京都はいつもの都雅都雅。

ここにも懐かしい顔、顔、顔。

あっと云う間の2時間だった…ような気がしたのは僕だけだったろうか。

大変な幕開けだった2024年、もうすぐ終わってしまう。2025年は素晴らしい幕開けであってほしい。勿論一年を通じてそうであれば尚更いい。

今願う事は…沢山、いや、少しはあるけど、いちばん願う事は、お母さんが101歳を迎えることができる、という事。

110歳まで行けばもう一頑張り行けるかもしれないよ、と耳元でかなり大きな声で言っているが、ニコニコして聴いている。

20回でも30回でも聞くので、元気にお話してください。

そして今回の静岡、京都の会に足を運んでくれた方達に感謝します。

セレンディピティの岩堀さん、奥さん、同級生たち、仲間たち、そして、都雅都雅の広瀬さん、PAの沢さん(澤さんかな?)スタッフのお二人、友人達、すべての方に感謝。

素晴らしい大晦日を。そして良いお年を。