なんとなくジメッとしてどんよりとした空。
風が、少し冷たいような生暖かいようなよく分からない感じで吹いている。
早朝のウォーキングも済ませ、台風がいよいよやってくるだろうし、明日のために残り野菜でタイカレーを作り、それから少しやるべきことをやって、天気の情報でも、と思い、テレビをつけた。
そこで、また観てしまった。
なんと「Killing Field」を。
この映画85年公開、となっているので、多分日本で一度観ているのだろう。
アメリカでも観た記憶がある。
カンボジアの事は何一つ知らない。
ベトナムの事だって何一つ知らない、といってもいいだろう。
また映画を観て泣いてしまった。
この映画でアメリカ人記者の助手を演じた人は、元々カンボジアの医師で演技の経験は全くなかったのに、アカデミー助演男優賞を取ったというから驚きだが、確かに自然でありながら迫真の演技だった。
4年もの間ポル・ポト政権の下で強制労働に就かされた、というから迫真の「演技」とは言えない。
特に彼が強制労働から逃げ出して森や畑を歩くシーンでは、観ているこっちまでぞーっとするようなシーンがあった。
彼のその一瞬にして地獄を垣間見たような身震いがとても演技(映画)とは思えないものがあったからだ。
彼のことは凄く印象に残っていて、そんなある日、これはアメリカでニュースを観ていた時、耳に飛び込んできた。
彼がロスアンゼルスの自宅近くで射殺された、というニュースだった。
1996年のことだった。
台風とは全く関係ない事を書いたが、久々のこの映画をまた思い出しながら外の雨と風を眺めようかな。ジンのロックかなんかと。