高校生の頃、ダビンチの「最後の晩餐」に心を奪われ、贋作を描いたことがあった。
全ての線がキリストに向かっているという描写で、そこそこ上手く描けたと思うが。
ま、ほとんど遊びではあったが。
ところで、最後の晩餐には何を選ぶか、と言うのは時折話題に上る。
とても難しい。
僕の場合、食に対してそれほどのこだわりはないが、最後に「アジの開き」なんていうものはちょっと…。
どちらかと言えば洋食派だが、サンドウィッチというのもなぁ…。
アンドーナツは好きだが、それしかなかったらそれもちょっと…。
小話で、グルメのおばあさんが、食事をしていて、急に容体が悪くなって「は、早くデザートを!」と言った、という話があった。
僕は寿司とかも、生魚がそんなに好きでもないし…なにが良いんだろう。
そろそろ考えておいた方が良いかも。
でも、その時になったら、そんなことどうでもいいんだろうな。
無理に選ぶとしたら、ビーフシチューなんか良いかも。
でもあの世に行く直前にうまいことビーフシチューに出会うとも思えないし。
もし、そんな時に先日食べたトルコ料理のような見たこともないものが出てきたら、どうしたらいいんだろう…なんてあり得ない事を考える必要もない。
神聖なる絵画の事からとんでもない話題になってしまったが、先日のネパールのニュースを観ると、あんなことが突然起きるんだ、と驚かざるを得ない。
もちろん、その前から日本でもいろいろ起きているが、十分気を付けていても限界がある。
災害もそうだけど、何が起きるか分からないのでそれなりの心構えが必要だが、それにも限界がある。
そんなことを考えていると、人生最後に何を食べたいか、なんて、なんと能天気なんだろう。
しかし「最後の晩餐」は素晴らしい絵だ。
そう言えばユトリロの贋作も描いた事があった。
また、心にユトリが出来たら描いてみたいが、やっぱりそれだけの根気がないかな。
さぁ、なんか作って食べようかな。
これが最後になる、とも思えないし、暑いからソーメンでいいか。