6月22日彦根、23日大阪、そして24日豊橋

台風が近づいていた、というのに、またまた温帯低気圧とやらに変わって、たいした雨も降らず、21日に京都に着くことが出来た。

21日は、古い友人の家でちょっとした集まりがあり、美味しい食事と、少しの音楽と、人生において為になるお話などに華が咲いた。

希花以外はみんな年寄りばっかりで、それなりにみんなパワーのある人達に囲まれて、大変だっただろうけど、少しは生きていく力というものを感じてもらえたかな。

22日、僕らは彦根に向かったが、またしてもいい天気。3日ほど前の予報だと台風直撃ということだったが。

マンドリン弾きの杉野さんが駅まで出迎えてくれた。ラブ・バードという、地元で長いことやっているフォークやブルーグラスを演奏するグループだ。

西川さん、大林さん、そして杉野さんのトリオ。彼らが最初に歌って、ぼくらが1時間ほどやって、それから「柳の木の下」「フォギー・マウンテン・ブレークダウン」「さよならが言えない」を一緒に。

みんな達者だ。北海道のトゥレップ楽団のように、みんな心から音楽を楽しんでいることが良く分かる。

それに沢山の人を集めてくれて、沢山の人がお手伝いしてくれて、そんな皆さんに感謝。ラブ・バード、いつまでも歌い続けてください。

23日朝、よいよいよい祭の本番前リハーサルに出かける。またいい天気。今日は一日が長いのだ。

昼と夜の二回公演。北山さん、杉田二郎さん、高石さん、永さん、そして桂文枝さんと、そこにMareka&Junji。バック・ミュージシャンは最強、河合徹三さんとアリちゃん、そして、九州から北山先生の相棒、行徳伸彦さん。

僕らはトップバッターとして、ブルーグラス、アイリッシュ、そして、「別れの唄」をやらせていただいた。

このコンサートについてはいろいろなところで語られるだろうが、とにかくぼくらにとっては、普段ぼくらの音楽を聴いたことが無い人達が、それも大勢集まっているわけだから、とても嬉しいことだ。存在すら知らない人達がほとんどだろう。

そんな中ではいい感触が得られたような気がする。

教科書で知った「あの素晴らしい愛をもういちど」にバイオリンで参加した希花にとっても貴重な体験となっただろう。

24日は豊橋。「あんくるとむ」というお店で、マスターの高津さんにはむかしからお世話になっている。

たけちゃんと待ち合わせして、たけちゃんの家で美味しいうなぎと茶碗蒸しなどをいただいた。その茶碗蒸しはたけちゃんのお手製。むかしはその道で生きていた彼だ。絶品茶碗蒸しだった。

「あんくるとむ」には久しぶりにここでやったら?と言ってくれた鈴木さん、そして高石さんのホームページを作ってくれている澤田さんをはじめ、たくさんの往年の方たち、また、初めて聴く人達も来てくれて、とても暖かい雰囲気の中で演奏が出来た。

みんな、長い間ありがとう。いやいや、これからもよろしくお願いします。高津さん。

「あんくるとむ」をできる限り長いこと続けてください。

豊橋は希花の父方の実家です。彼女もここに来ると豊橋弁を喋ります。「そうだらー。やってみりん」

帰りにたけちゃんがホルモン焼きのお店に連れて行ってくれた。感じのいい、かっこいい若いマスターと奥さんが、おいしいホルモンを食べさせてくれるお店だ。名前は「りこ」というが、「り」は里「こ」はにんべんに古いという字を書く。

遅い時間に少しだけ頂いたが、さすがにたけちゃんの薦めるお店だ。翌朝にも全然胃もたれなどしなかった。

そこで、東京に戻る新幹線の中、たけちゃんの奥さんが作ってくれた絶品梅干し入りおにぎりをいただいた。

今回も本当に沢山の人に感謝だ。ありがとう、京都の丸尾さん。ありがとう彦根、大阪は別物としてもありがとう(規模が大きいのですごく沢山の人が働いてくれていました)、そして、ありがとう豊橋。

これからもよろしくお願いします。