1年ぶりのDale Russの来日。
今回は小田原で古矢、早野コンビにお世話になった。
場所はレプリカント・チャーチという、ちょっと風変わりなスポット。
いかにもグレイトフル・デッドの好きそうな若者が切り盛りしている、素敵なライブスポットというか、お食事と飲み物が美味しい場所だ。
また、彼らの対応が素晴らしい。
何故か、前々から知っているような感じで、それでいてとても礼儀正しい彼らにもいろいろ助けていただいてDale Russの素晴らしいフィドリングがお店に流れた。
初めて合わせるセットやJody’sの頃からの慣れたセット、希花さんのコンサーティナを交えてのセットなどを演奏した。
お客さんの8割くらいはこの音楽に馴染んでいない人だったが、徐々に引き込まれていっているのがよく分かったようでした。
少し暗くなった時間だったが、小田原城も見学できたし、沢山の人が集まってくれて様々なコメントもいただいたし、お店の方が美味しいビーフシチューをご馳走してくれたりで、とてもいい時間を過ごすことができました。
古矢さん、早野さん、お店のキッシーさんとゆうくん、そして馴染みのない音楽を聴きに来てくれた多くの方々に感謝いたします。
さて、11日は東京で。
こちらは多くの方がもうアイルランド音楽もDaleもよく知っている、というコンサートでした。
それはそれでまた違った緊張感があるものです。
Jody’s からの名曲セットCulfadda / Old Road to Garry / Jolly Sevenのリクエストでは
希花さんのフィドルも一役買って素晴らしいツイン・フィドルが聴けたし、前日に続くFebruary Reelも良かったし、最近彼が良くひいているCape Bretonの曲も良かったし、お客さんの中にはJody’sを想い出して泣きそうになった、という人がいて、このコンサートも大成功に終わったようでした。
アイリッシュ・ミュージックを演奏されている多くの方にも来ていただいて嬉しく思います。
セッションで、わいわい楽しくやるのもひとつのこの音楽の姿ですが、やはり良いミュージシャンの演奏を注意深く聴く、というのもとても大切かと思います。
足を運んでいただいた皆さんに感謝しております。