天気予報は雨。でも、ちっとも降りだす気配はない。僕等は大宮で古川さん、村松さんと合流。
一路大泉へ。この人達も、たけちゃんのように美味しいものの在り家をよく知っている。大泉の久保田さんのところに着く前に、ハンバーガーを食べましょう、と久保田さんの家の近所のお店に寄った。
店はブラジルの人の経営で、お客さんもブラジルの人が多い。メニューもポルトガル語と日本語の両方で書かれている。
久保田さんに電話でお店に寄った事とお店の名前を伝えると「あー、ブラジルの人のお店ですね」と、すぐ分かったようだ。
ここら辺では評判のお店らしく、量も多く、安くて美味しい。さすが、古川、村松コンビ。時を経てますます冴えている。
だが、ハンバーガーを食べに大泉に来たわけではない。
今日は一応CD発売記念のライブという名目だ。
入口には久保田さんのお孫さんの“ゆうなちゃん”の描いてくれた可愛らしいポスターが貼ってあった。会場内の地図も彼女の作品だ。
例によって美味しいコーヒーと和三盆をいただいて一休み。
18時、時間どおりに第一部をスタート。この頃ずっとやっているビートルズの名曲のさわりからThe RamblerのJig setに。“この想い”Coilsfield House,そしてバンジョーに持ち替えてClinch Mt.Back Stepから今日は“外山節”でオールドタイムと日本民謡を並べ、そこから“おわいやれ”Bretonという並びでやってみた。ラストはAnna Foxでコンサルティーナを聴いてもらう。
第二部は“小さい秋みつけた”をみんなで唄って、ちょっとオキャロランからFoggy、そして最近ずっと唄っているTime in a BottleからMartin Wynne/10LB Floatのセット、そしてCDからShe’s Sweetest…その後でハープと共に“悲しくてやりきれない”を少しだけみんなで唄い、そのままThe Banks of the Suir 最後は久々に長いセットを持ってきた。
終わってから高見さんが「なんというセットでしたっけ?」と訊いてきたのでここに書いておくことにしよう。
Dowd’s Favorites/Christmas Eve/Willie Coleman/Rolling Barmaid考えたら、まだ僕のコラムのIrish Musicの項目には載せていないかもしれない。
段々分からなくなってきたので、高見さんのヘルプが必要かもしれない。
なにはともあれ、アンコールでつい口を滑らせて「リクエストは?」などと言ってしまったものだから「初恋!」なんて声が上がってしまった。
そこで急遽“初恋”Sally Gardensを。
最後はJunior Crehan’s/Calliope Houseのセットで無事終了。
多くの皆さんにCDを買っていただき、感謝しております。
久保田さんとご家族の皆さんには、始まるずっと前から用意をしていただき、そして終わってからも鍋をごちそうになって、ほんとうにいつもいつも感謝です。
思えば、2011年の3月26日、初めて来させていただいてから今回で5回目。いつも無理を言って申し訳ないと思いながら、久保田さんの笑顔についつい甘えてしまっています。
そして今日も多くの人が来てくれました。お顔をよく知っている人達のお名前を挙げたらきりがありません。
申し訳ありませんがみなさんということにさせていただいて、感謝いたします。
希花さん、しばし勉学に励みます。普通の頑張り屋でないだけに、その一途な姿を見るのも素晴らしいものがあります。
東京への帰りも村松さんの車の中でずっとスマホと睨めっこ。今時はスマホでも勉強が出来るのですね。時代は常に先へ先へと進んでいます。
僕もらくらくホンだけど、頑張らにゃ、と言ったら「その携帯では無理ですよ」と一言。
いや、人生頑張らにゃ、という意味です。
村松さん、古川さんありがとうございました。
久保田さん、ご家族の皆さん、ありがとうございました。