2012年3月19日の月曜日、初めて訪れたオッピドム。京都産業大ブルーリッジの後輩、木内君がオーガナイズしてくれたが、マスターの今富君とは旧知の仲。
約40年ぶりに再会したわけだ。木内君に感謝すると同時に、頑張ってお店を切り盛りしている今富君にも感動したものだ。
そのオッピドムが閉店するという。
僕は行くたびに調理場で黙々とお料理を作っていた平岩さんにもいつも感謝していた。
その平岩さんが亡くなった、という話を聞いたのはアイルランドにいる時だった。
平岩さんのご冥福を祈るとともに、今富君大丈夫かな、と心配したものだ。でも、それからも頑張っていた今富君。
今年初めには一緒に九州にまで僕らを連れて行ってくれた。
彼の出身地は大分。希花さんの母方の実家が大分。偶然のことで大いに盛り上がったものだ。
今富君の「国東半島」を僕が「くにひがし半島」と読んで笑われた。
楽しいツァーだった。
10日も一緒に居たのに、そして、僕らはアイルランドでのレコーディングが終えてすぐだったのに、ちっとも疲れなかった。
ひとえに今富君のお人柄だ。
平岩さんのこともあり、そして他のことに関しても、やっぱりお店をやっていくことって大変だっただろうな。
僕らは勝手にライブのお願いをして帰ってきたらいいのだけれど、彼は大変だっただろうな。
今富君、閉店が決まってしまったにせよ、あなたのやってきた10年間、とても意義のあることでした。オッピドムのことは誰も忘れないし、これからも今富君の活躍を多くの人が期待しています。
僕もそのうちのひとり。内藤希花も大好きな今富君に期待しています。
お疲れ様。少しゆっくりしてまたなんか考えてください。