Each Little Thing (Slip Jig)
今年(2018)のフィークルのフェスで、あるグループの素晴らしい演奏が耳に飛び込んで来た。ふと見ると、歳の頃はみな20代かそれよりも下。言うなれば少年、少女たちだ。
そのグルーブ感といい、テクニックといい、感性といい、もうここの子達でないとあり得ない演奏だった。そんな彼らが演奏していたもののひとつがこの曲。
希花さんがえらく気に入って録音していたが、それは曲の素晴らしさもさることながら、特にアコーディオン少年のセンスの良さとタイミングの素晴らしさにも、とてつもない才能と感性を感じたからだ。
僕はこの曲を以前聴いたことがある、とずっと思いながら聴いていた。
さて、そうなると僕の執念の資料集めが始まる。
まず、何の音で聴いたか。それは誰っぽい演奏だったか。いつごろ聴いたか、などの記憶を基に調べて調べて調べまくる。
そして辿りついたところがSharon ShannonのEach Little Thingだったのだ。作ったのはギタリストのStephen Cooney 別なタイトルをDiarmuid’s Marchという。
ところでフィークルで演奏していたのはアコーディオン奏者のColm Slattery多分今年20歳くらい。Co.Tipperary のNenagh出身だ。
そして、数日後、別なところでまたしても素晴らしいアコーディオン演奏が聞こえてきた。
見てみるとまだ子供だった。その場に居合わせたケイト・マクナマラの妹が「ジュンジ、彼知ってる?コルムの弟よ!」だそうだ。