城田純二
1949年12月30日生まれ。
4歳からピアノを始める。
10歳の時、母の他界により、ピアノと決別。
14~5歳のころギターと出会い、3日ほどで教則本一冊を弾きこなす。
ほどなくして、五弦バンジョーの存在を知り、そのスピード感溢れるサウンドに夢中となる。
高校時代は主にキングストン・トリオ スタイルのフォークソングを歌い演奏していたが、バンジョーにとって最も華やかな音楽である、ブルーグラスにも興味を持っていた。
やがて京都産業大学に入学。既存の学生ブルーグラスバンドであったブルーリッジ・マウンテン・ボーイズに参加。
同時に、人気フォークグループ、マヨネーズの故坂庭省悟と知り合い、以後の人生のほとんどを共にすることとなる。
1971年、高石ともやとの出会いから、伝説のバンド、ザ・ナターシャー・セブンを結成。
当時、日本のフォークソングがポップス化、歌謡曲化していくなかに於いて、本当の意味でのフォークソングとは何か、ということを問いかける希有の存在となっていった。
1973年から、前出の坂庭省悟がグループに加わり、ブルーグラスを日本語で歌い、日本の民謡をブルーグラス スタイルで歌い、演奏するグループとして、また、オリジナル曲から、世界各地の音楽を演奏するグループとして、日本全国にコアなファンを生み出していった。
1984年、グループを脱退。渡米への準備を始める。
1986年、正式に渡米。
1991年、サンフランシスコで、アイリッシュミュージックのセッションに遭遇。
以後、地元の人気バンド“ティプシー・ハウス”のギタリストとして活躍。
1996年、“ジョディース・ヘブン”結成。
アイリッシュのギタリストとして全米にその名を響かせ、やがては本国アイルランドに於いても“現存する伝説のギタリスト”と称されるまでになり、並みいるトップミュージシャンたちと共演。
共演ミュージシャン
マーティン・ヘイズ、パディ・キーナン、フランキー・ギャヴィン、トミー・ピープルス、トニー・マクマホン、ノエル・ヒル、アンドリュー・マクナマラ、ハリー・ブラッドレイ、ブリーダ・スミス、ジョニー・カニンガム、ケヴィン・クロフォード、キャサリン・マカヴォイ、テリー・ビンガム、ジョセフィン・マーシュ、ジェリー“フィドル”オコーナー、デイル・ラス、等。
トラディショナルに忠実な思考と、様々な音楽的要素を加えた独自のギター奏法は、特にアイリッシュミュージックに於いて、ゆるぎない地位を確立している。