9月24日。クレインバーでフランキー・ギャビンのショーを観る。
フランキーについてはここ最近、健康状態が芳しくなく、気にはなっていたが、そっとしておいてあげた方がいいかな、と思っていた。
それでも彼が精力的にあちらこちらで演奏していることを知っていたので安心していた。
そんな折、彼がすぐ近くで演奏すると聞いて、やっぱり行ってみようと思った。
会場であるクレインバーに歩いていく途中、道端でばったりフランキーと出会った。
かなり痩せていたが元気そうだった。
しばし話をして、固くハグをして「今からいくからね」と伝えたら嬉しそうに「ありがとう」と言っていた。
僕と希花は会場に入り、一番前、フランキーの正面に座った。
演奏が始まるとこれぞフランキーの世界。
健在だ。
限りなく力強い。
全く衰えていない。
フルートプレイも涙が出てくるほど美しい。
会場にはアン・コンロイ・バークも来ていた。サーカ・コステロもコーナー・コノリーも、そして勿論ショーン・ギャビンも。
横に座った3人の若者と一緒に盛り上がってギネスの奢り合いもしてしまった。
それもこれもフランキーの鬼気迫る演奏のせいだ。
最後にステージ上から「ジュンジとマレカも来てくれている」なんていうアナウンスもしてくれた。
2度のアンコールに応えての終了後、また固くハグをして別れた。
本当に来てよかった。
フランキーはまだまだ元気だ。そしてまだまだこの世界の頂点に立つ人物だ。