帰ってきました

帰ってきて早速、ザ・ニッポンという出来事に遭遇。

オーバーサイズで預けた荷物が、航空会社によってそれ専用の処から出てきたり、また、そうでない場合もある。

手荷物係りの、見た感じスリランカ人の男性職員が、ちょっとたどたどしい日本語だったけど親切に説明してくれた。

そこに通りかかった日本人の女性職員がこれまた親切に対応してくれた。

その係りではなく偶然通りかかっただけなのに。

これには恐れイリヤのクリアキンだ。

さて、到着が成田。荷物も多いし、重いし、羽田までバス、と考えチケットをゲットしに行った。

デイパックから財布を出そうと、背中に背負っていた12キロのバックパックを、降ろせばよかったのだがそのまましゃがみこんだら、見事にその重さに引っ張られ、転がってしまった。

亀さんのように、だ。

その時、後ろにも列ができていた。

ここがザ・ニッポンだ。誰一人動かないで見ている。

これアイルランドだったら小学生の男の子でも駆けつけて声をかけるだろう。

流石に日本人。他人に関わるのを極端に避けているようだ。

苦労して起き上がり、カウンターに行って無事チケットを購入。

乗り場の説明を受け、ぐるっと回った所に12番と云うのが有ります。すぐそこです、と言う感じだった。

ところが、すぐそこではなかった。

アイルランドを出た時には12℃、ここは今日はそれでも30℃くらいだろうが、物凄く遠かった。

ちょっと一言、その荷物だとカート使った方が良いかも、とか結構遠いですよ、とか言って欲しかったなぁ。マニュアルには無いんだろうなぁ、そう言う事。

さて、バス乗り場に這う這うの体で着いたら、一組、見るからにアメリカ人のどでかい身体の夫婦がベビーカーとスーツケースで並んでいた。

その後ろに並ぶと係りの若い男の子が現れ、アメリカ人夫婦に対応。

荷物を一旦列から外し、積み込むためのスペースに置いた。

僕の処に来て、手続きを済ませたので「この荷物あっちに置いた方が良い?」と尋ねると「あ、あとでこちらがやります」と言った。

さて、荷物はまだ僕の足元にあるが、もう乗車の時間だ。

このままでは後ろに並んでいる人たちに迷惑だろう、と思い、仕方なしに僕が積み込みスペースまで運んだ。

そして一言「君、あとでやるって言ってたよね。でもやらなかったから俺がやったよ」と言うと、その応えは「はぁ」だった。

彼、特別仕事が出来ないわけではないだろう。

しかし、なんかボーっとしているのだ。

日本の若者に多いタイプ。

仕事はそこそこ普通に、そつなくこなすが、どこか覇気がなく、ボーっとしているのだ。

やっぱり、戻ってくるとみんなが幸せそうに見えない。

ニュースで総理大臣が「女性ならではの…」と言ったことに批判が、とか言っていたが、僕の感じでは、これ批判するような事か?

一般的に見て、男性に向いている事柄もあれば女性に向いている事柄もあるのは当然だ、と思うが。批判されるだろうか…。

これで差別意識がある、とか言って噛みついてる方が差別意識の塊のような気がする。

僕も今の総理大臣は嫌いだ。聞く耳とか言うのはどこに行った!とほとんどのケース、突っ込みどころ満載だが、これに関しては別にそう言ってもいいんじゃないかな、と思った。

しょうもないことに反応してSNSとか訳の分からない場所で匿名を使って批判なんかしているから、普段の仕事でボーっとしてしまうんではないか、なんて思ってしまうが、あんまり関係ないか。

取りあえず、また眠れません。

変な時間に眼が覚め、変な時間に眠たくなり、少しでも動くと汗がにじみ出てくる。

それでも一番暑い盛りは経験しなかったんだなぁ。

文句言ってる場合じゃないか。