最も大切なテーマだろうが、つい最近、若いタレントが急死した。もうみんなが知っていることだろう。それにしても若すぎる。
もちろん歳がいっていれば仕方ないかということもないが。
詳しい話をきいていると、僕らの去年の夏のことが蘇ってきた。ほとんど同じ症状だったが、
彼は希花さんの渾身の心臓マッサージの末、運が良かったのだろうか、生き返った。
しかもアイルランドで。救急車が到着したのが20分後。AEDも手に入れることが出来なかった。
やっと運ばれた病院はまるで野戦病院。血だらけの若者から、元気のない老人までが廊下のあっちこっちにごろごろしていた。
そんなところで、それでも最優先ということですぐに運ばれて行った彼は真っ白だったのを覚えている。
希花さんが医師と面談をして、カルテから心電図までチェックした。遠い日本に住む親とも病院の電話から話をしたが、さすがに医師としてツボを得た説明をしていた。
とにかく僕らだっていつ何時どこで倒れるか分からない。
健康なものを食べていれば大丈夫なわけでもないが、できれば不健康な食べ物は口にしないほうがいい。
でも、そういうものが結構美味しいということはだれにも分かっている。
運動を欠かさずおこなっていればいいことも分かる。なので、ジムにも適度に通っている。よく歩くことも心掛けている。
だが、僕の健康の秘密は(というほどのことでもないが)おそらく「歯」だろう。
35歳くらいの時に京都のカントリー歌手兼歯科医の永富先生に「お前一生自分の歯で行けるわ」と、口を開けただけで言われたことがある。
だが、僕は子供の頃から寝る前に歯を磨いたことが全然ないわけではないが、あまり記憶にない。
今でも朝や出かける前、あるいは気の向いたときに磨く。それで、虫歯というのは1回しか経験していない。
それも63歳くらいの時。何が痛いのか…頭痛か、口内炎か…分からなかった。歯痛というものの経験がなかったからだ。
それでもかぶせ物をして、あっという間に治った。医者は「なんと立派な歯」と感嘆して言った。親に感謝だ。
僕が思うに、そんな歯なのでこの歳でも結構食べられる。食べ物が美味しくないと思ったことがほとんどない。アイルランドは別。
美味しく食べることが出来るというのは基本だろう。
僕の嫌いな言葉で「不味い」という言葉がある。確かにそういうものもあるが僕は敢えて「美味しくない」か、「苦手」を使う。
おそらく作った人は美味しいと思っているのかもしれないし、せっかく作ったものに「不味い」というのは気の毒だ。自分には合わないだけかもしれない。
僕には好き嫌いがあまりない。強いて言うならば「漬かりすぎた漬物。特になすの漬物」は苦手かな。「魚醬」のあんまりきついもの。「生ハム」や「フォアグラ」は食べない。
ありゃ、こうしてみると結構あるのかな。
でも、普通に出されるものはなんでも食べる。「気持ちいいくらいによく食べるね」と言われるのが好きだ。
それってやっぱり健康の秘訣かもしれない。
良く食べて、適度に運動をして、寝る時間を大切にして、ストレスをストレスと思わないのが一番だが、なかなか難しい。
取りあえず、いま位の感じを行けるところまでキープ出来れば良し、としておこう。
ついでに、歯について普段僕がやっていることは、練り歯磨きはあまり落とさないで少しだけゆすぐ。本当は食べる前に磨くようにしたい。くらいかな。
それと、これはメーカーの宣伝になってしまうかもしれないけど、クレスト社から出ている「Glide」というデンタルフロス。日本ではほとんどネットでしか手に入らないようだが、これは万人に勧めたいものだ。