この表記でいいと思うが、決して「ゆりやん」ではない。
今朝、ウォーキングをしていると、ゴールデンレトリバーを連れた人に出会った。
そのゴールデンレトリバーが、飼い主を思い切り引っ張って、僕の方に近づこうとしていた。
見た感じ、かなり一生懸命な雰囲気だった。
ニコニコしていたようにも見えた。
そこで、忘れもしないアメリカでの出来事を想い出した。
もうすでにどこかで書いているかもしれないのだが、それはある週末の昼下がり。
近くの公園を散歩していた時の事。
飼い主の若い男性に連れられたゴールデンレトリバーが、多分20メートルほど先に見えた。
繋がれているわけでもなく、二人で気持ちのいい気候を楽しんでいる、という典型的アメリカ的な光景であった。
ところが、そのゴールデンレトリバーが僕を見つけるなり、一目散に駆け寄ってきた。
その時の彼の(彼女?)顔は限りなく「知り合いに会った」という顔をしていた。
犬の顔の違いを語るのは難しいが、明らかに嬉しそうに「あ、この人よく知っている。久しぶり。会いたかった」と言っているようにニコニコしていたのだ。
僕も思わず「どこかで会ったかな?昔からの知り合い?」と訊いてしまったくらいのものだった。
あまり信じてはいないが、生前どこかで繋がりがあったのだろうか。
そうとしか思えないほどの出会いだったので、鮮明に覚えている。
息子の友人で、過去500年の生まれ変わりや、関係の極めて深かった人の事などを観ることが出来る人がいるらしい。
その人が知るはずもないことをことごとく言い当て、知るはずもない亡くなった人についても、着ているものから何から何まで言い当てるらしい。
そこまで来ると信じざるを得ないが、あのゴールデンレトリバーの喜びようは一体何だったのだろうか。
チワワとかポメラニアンではまだ経験が無い。
シェパードはあまりニコニコしないだろう。
柴犬だったら有り得るかもしれないが、あの日のゴールデンレトリバーは格別だった、と云えよう。
やはり、多分、過去に何らかの繋がりがあったのだろうと今も思っている。