2023年アイルランドの旅 3

日本で言う「夏、本番」というのはやっぱり7月8月の2か月間のことだろうか。

それでも今や、6月から、下手すると10月くらいまではとんでもなく暑い日があったりする。

ともすれば5月に入った途端30℃とか、11月に台風とか…やっぱり地球の悲鳴をきちんと受け止めなければいけないんだろう。

それなのに嬉々としてミサイルで遊んでいるアホとか、自己満足で破壊を繰り返すバカとか、地球上に要らん奴が多すぎる。

原発の汚染水を海に流すんだったら、原子力開発委員会の連中は、1か月くらいは家族とともにその海で泳ぎまくって安全を自ら示せばいいのに。

そしたら絶対断るんだろうな。

たったの1回でもやらないんだろうなぁ。

そんなことを考えているうちに、気が付けば京都では祇園祭だったのかな?

想い出すあの宵々山コンサート。

始めたとき永さんはまだ30代だったと記憶している。間違っていたらごめんなさい。

僕もまだ23か4か、そんな頃だった。

あの時も暑かったし、サウンドチェックもままならないほどのすごい蝉の鳴声だった。

楽屋でのやかんの麦茶とか、アイスキャンディーとかが懐かしい。

そして、早くから並んでくれた人達の輝く笑顔が懐かしい。

四季折々の記憶というのはやっぱりいいもんだ。

光景としては、青い空とオレンジ色の柿がたわわになっている秋が最も好きかも。

菜の花がいっぱいなっている光景とか。

人生の終わりにはそういうものが走馬灯のように流れていくのかな。

多分、宵々山コンサートもそのうちの一つだろう。

7月も中旬に差し掛かってふとあの暑い夏の京都を想い出してしまった。

時計を合わせなくてはと思い、腕時計を操作しながらふとスマホを見ると、いつの間にかちゃんとアイルランド時間になっている。

アブダビに着いたとき、すでにアブダビ時間になっていたので、いったいどの時点でパッと変わるのかダブリンに着く前に見てみよう、と思いつつ、気が付いたらもう変わっていた。恐るべしスマホの威力。

今現在のあなたの時差ぼけ指数は何パーセント、なんていう機能があったら…って、なんの役にも立たないか。