さて、ここしばらくはBack to Banjoに関することばかりでした。
録音ではさすがに少々疲れたようでしたが、これを調整するエンジニアの田村さんはもっと疲れるんじゃないかな。
僕は自分の事だし、あーだのこーだの要望を出せばいいけど、それをことごとく聞きながら、ずっとコンピューターの画面を見ながら、そして音を聴きながら答えていくわけなので、エンジニアは疲れると思う。
それに、常に別な顧客も抱えているのだろうし。
やっぱり本当に貴重な存在はどんなことにせよそれを支えてくれる人だ。
なので宅配の人やスーパーのレジなどで文句を言う人の神経がよく分からない。
明らかに「これは許せん」というような状況でない限りは普通に振る舞うべきだ。
その尺度は人それぞれかもしれないが、それを差し引いても、と思う事もある。
近所のコンビニに、もう10年も働いている、それもこの人、寝る時間あるのだろうか?と思うくらいにいつでも働いている女の子がいる。
しかもよく動く。すごく仕事ができそう。
ところが愛想がまるでない。
けっして態度が悪いわけではない。
ただただ余計なことは一切言わず、マニュアル通りの対応をするが、確かに仕事は出来そう。
一度だけ、ちょっとひょろっとしていて本田翼的なところがあるので「あんた本田翼みたいだね」と言ったら突然顔が真っ赤になって「あたしあんなに可愛くないです!」と言った。
10年でその時だけだ。余分な話をしたのは。
最近友人が、道路工事の場でよく立っている警備員の仕事を始めたが、話を聞く限りあれもかなり大変そうな仕事だ。
友人が始めたことがきっかけで、僕は必ず彼らに「お疲れ様です」と声をかけるようにしている。
何故ならば、今まではもう少し誰でも出来そうな仕事だと勘違いしていたからだ。
話は飛ぶが、よくスーパーなどで奥の部屋から売り場に出入りする従業員たちがお辞儀をしているのを見かけるが、あれ、要らないんじゃないかな、と僕は思う。
別にふんぞり返って出てくるようなこともないし、普通に出入りしたらいいんじゃないかなと思ってしまう。
眼鏡屋さんでお客さんの後ろ姿にいつまでも深々とお辞儀をする従業員たち。
新幹線で車両ごとにお辞儀をする乗務員たち。
スーパー開店時にズラッと並んでお辞儀。あれ、苦手だ。1分くらいなのかな。
駅にはスーパーの中を抜けて行くのでその時間は避けたい。
逆に「あなたたちのおかげで僕らの生活が成り立っているのです。なにもそこまで…」と言いたい。
「お客様は神様」を勘違いした昭和の名残、というのもあるんだろうな。
だいぶ暑くなってきました。
疲れはそれもあるのかもしれません。
僕はどちらかと言えば寒い方が好き。なんか気持ちがシャキッとするし。
なので冬も温かい部屋が苦手。
これからは今どころじゃないだろうな。
ドバイか東京か、どちらが暑いか、なんていう日が来るんだろうなぁ。
思い出す。あの口から吐く息が熱かったドバイのお昼時。
アラビアのロレンスを彷彿とさせる、砂漠にしずむぼんやりした太陽。
黄砂のせいもあるかもしれないが、よく似ている。
とりとめもない文章になったけど、疲れているという云い訳で……ダメか!