初めての試みですが、クロウハンマー・バンジョーのワークショップを10月14日の日曜日に、神田のギターワークショップの川瀬さんのご厚意で場所をお借りして開催することにしました。
川瀬さんは長い間、日本のブルーグラス界の陰の功労者として貢献してきた人です。
バンジョーという楽器にめぐり会って54年。それは衝撃的な出会いだったのですが、ほぼずっとスクラッグス スタイルに傾倒してきました。
91年からは、全くと言っていいほど弾くことが少なくなってしまいましたが、それまでの経験はアイルランド音楽の中で独自のギタースタイルを作るうえでとても重要なポイントとなりました。
ブルーグラス&オールドタイム経験、約50年。その中でアイリッシュ経験、約27年。
今頃になっていろいろ考えるに、オールドタイムとアイリッシュの共通点が否応なしに見えてきました。
それはブルーグラスよりもはるかに上回って近い位置にあるように感じます。
そして更にオールドタイムに眼が(耳が)向き、クロウハンマーを今一度研究しています。
僕自身まだまだ足りない部分はあると思いますが、少しずついろんなことが解明出来てきたので、今回ワークショップを、と考えました。
独特なうねりをもったリズムはバンドなどで演奏すること、また注意深く聴くことで修得していくものですが、実際にどのようにしてメロディを作りだしていくかも、この奏法の極みでもあると感じます。
非常にマイナーな世界ですが、はまると抜けられない、という音楽は数々あるものです。
そんな中のひとつであるオールドタイムフィドルと並んでもう一つの花形ともいえる、クロウハンマー・バンジョーのワークショップは下記の通りです。
日時 2018年10月14日(日)12:00~13:00 13:30~14:30
どちらか、或いはどちらも受講可能
場所 神田ギターワークショップ
問合わせ 03-3293-8979