カンバーランド ギャップと呼ばれるこの調弦。gEADEという並びが正調のようだが、僕は、普通にマウンテンマイナーチューニングにして、5弦をFに下げている。
これはなかなかに雰囲気のある音並びだ。
トニー・トリシュカはFチューニングと呼んでいたようだ。
Fチューニングといえば、僕が1981年に録音したSoft Shoesというアルバムで演奏したGrey Houndという曲はfCFCDという並びで、僕は勝手にFチューニングと名付けていた。
この曲を創っていた時に偶然出来たチューニングだった。思えばDADGADもずいぶん前に自分で勝手にDsus4チューニングと呼んでいた時期があった。
因みにカンバーランド ギャップは、ケンタッキー ヴァージニア、テネシーを股にかけた本当にオールドタイムやブルーグラスの聖地だ。
このチューニングで今、いくつかの曲を弾いているが、本当に山の向うから聴こえてくるような響きを持っている。