今、この時期にこのタイトルを使うと陽性か陰性か、という感染症に関することのように思われるかもしれない。
確かに陽性反応がでたらポジティブだし、陰性ならネガティブです。
でも、日本ではこのふたつの言葉は性格上の、或いは思考形態を表す言葉としての方が一般的かな。
英語でもポジティブな人、ネガティブな人、といった表現はあるようだが、僕はあまり聞いたことがない…かもしれない。
イエス、その通り!等と答える代わりに使ったり、いや、違うな、という時に使ったりは時々聞いたことがある…かもしれないけど。
それに輸入品のリストで制限の掛かっているものをネガティブ・リスト、その他の物をポジティブ・リストとも言うらしい。
英語は本当に難しいし、この辺のことは僕にはよくわからないけど、最近面白いなと思っていることがあります。
感染症の観点からポジティブ、と出たら他人にうつしてしまうのに、思考的なことで言えばその反対のネガティブの方が他人にうつしてしまう可能性があり得る、ということ。
ここはすごく重要な現象として考えなければいけないことだ。
ポジティブなものには影響を受けるかもしれないし、それはともすれば喜ばしいことだ。たまには「うざい」と感じることもある、というのも事実かな?
しかし、ネガティブなものには影響という語句ではなく感染という表現の方が当てはまっているような気がする。
ネガティブを辞書で調べると「否定的または消極的」となっている。
それに対してポジティブは「積極的または肯定的」だ。
僕は自分がどちらかと言えばポジティブな性格だと思うけど、そんなに積極的な方ではない。そして、このポジティブというのも前向きな性格、といえば聞こえはいいけど、楽観的な性格というとちょっとアホみたいな感もあるだろう。
なのに、すごく心配性なのは何だろう。決して神経質ではなく、前にも言ったけどエレベーターのドアの隙間に鍵が落ちないだろうか、とか、待ち合わせに遅れると困るので30分で行けるところでも1時間前には出る、みたいな。
希花さんだったら丁度の時間か5分前に着く電車を調べるはずだ。
ボルトナット式と言う言葉があるけど、よく宇宙飛行士の例えとして使われるようだ。僅か1秒の何分の1の誤差で地球に戻れなかったりすることを考えると、希花さんは戻ってこられても、僕は戻ってこられないかもしれない。
余計な心配で大事をとって30分も前に宇宙を出発して、銀河系の遥か端っこまで行ってしまうかもしれない。
希花さんだったらきちんと調べて計算通りに地球に着くだろう。
結局、なにを言っているのか自分でも分からなくなってきたが、多くの人はある意味、事柄によってネガティブだったりポジティブだったりするのだろう。
なので、自分がちょっと落ち込んだ時は、誰だってそんなことあるよ、と、深く考えすぎずにそう思えたらいいのかな。
心配してもどうにもならないことを心配するなんていうのは労力の無駄だし、心配してどうにかなりそうなことなら、そのどうにかする方法を考えた方が良いのかもしれない。
考え付かなかったら、いつか考え付くだろう、くらいに思って、今心配していること以外のことを考えながら過ごす。
考えてみればそれがいわゆる「前向きな性格」というものかもしれない。
決して積極的に行動を起こせるわけではないけれど、自分が置かれている状況を少しだけでも楽観視できるかどうかも大切な事なんだろう。でも、本当はそこが最も難しいポイントなんだろうなぁ。