2020年2月8日の70歳バースディコンサートから2年。
あの時、ダイヤモンドプリンセス号の話が浮上していて、大変な事になるかもしれない、という予想はついていた…かどうか分からなかったが、消毒シートなどを持って出かけた。
来ていただいた方々もまだマスクを付けることが当たり前ではなかった時だった。
厚労省の対応はどうだったのか。
WHOの偉いんだかアホなんだかわかない奴が「中国が発生源とは考えられない」などと「いくらお金をもらったんだろう」と想像できる発言をしていた。
それからあっという間にこんな状況になって、もう2年。3年目に入った。
正に失われた2年だ。政治家以外。
この感染症のおかげで明らかになったことは、政治家と云うものがいかに無力で庶民のことに無関心だったのかという事。それでも税金だけは払わされ、その税金も政治家を潤わせるために使われている。
もちろん協力金はいただきましたけど。
余ったマスクに2億8000万枚の申し込みがあった、なんて、嘘つき癖はどうしても治らないようだ。
最近、もうひとつ見てしまったことは、鼻出しマスクで意味の分からない持論を展開して切れていた元首相。
嘘つきにしても、鼻出しにしても、差別をする奴にしても、国民を下々の者という奴にしても、日本の顔、日本のトップとしてその座についたことがある、なんて考えるとゾッとする。
言っても言っても言いきれないので、それはそれとして。
あの日、静岡から金海君、京都から進ちゃんが来てくれて、共に良い時間を過ごさせてもらった。
進ちゃんは相変わらずの笑顔で素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
金海君は残念だったけど、あの後この世を去ってしまった。
でも本当に後1週間遅れていたら、彼も来ることが出来なかったかもしれないし、コンサート自体もできなかったかもしれない。
この日に決断してくれたスタッフには感謝しかない。
そして、日が経つにつれ、多くの人がこの予想もしていなかった感染症の為に自身を見失ってしまったり、絶望の淵に追いやられたりした。
それでも、這い上がろうとする人達を見て勇気づけられたことも確かだ。
そこに政治家は存在しないが。
この2年間、皆さんはいかがお過ごしだったのかな。
いや、まだまだ終わったわけではないし、出来そうなことと出来ないことを慎重に考えながら生きていくしかない。
後、1年、2年、それは全く分からないけど、僕は人生のうちのたったの2~3年…もしかしたら5年くらいかもしれないけど、そんなものだろう。永遠に続くわけじゃないし、生きていれば良いことも悪い事もあるか、と思う事にしている。
幸い、自分を見失うほど物事を深く考える方ではないので(良くも悪くも?)
それでも、この時期に人生の節目を迎えていた、特に若い人達は大変な思いをして来たことだろう。
卒業、入学、就職、出産など、彼らにとってのこれからの人生が素晴らしいことになっていくことを願ってやまない。
まぁ、僕はもうちょっと生きなければいけないみたいだし、取りあえず健康には気を配っていこうかな。