七夕の日、希花さんがマンチェスターから遠路遥々戻って来た。
天の川を越えたんだろうか…。
その日か…時差があるので何とも言えないが、ジョンソンが辞任した。
あっちの方は大変だったが、一息ついた後、日本でも予期せぬ出来事が起きた。
安倍元首相狙撃、というニュースが飛び込んできたことは大きな衝撃だった。
僕は彼を散々嘘つき呼ばわりしてきたので、正直なところ大嫌いだった。
日本ではこのようなことは起こらないんじゃないか?もしかしたら籠池氏でも刺し違えるんじゃないか、程度の事は考えていた。
なので、こんなところになにか書くのも…と思いながら、散々言ってきた責任上、何かを自分のためだけにでも残しておいた方がいいのかな、と考えた。
確かに大きな力を持った政治家であっただろう事は否めないが、同時に世紀の嘘つきであっただろうことも否めない。
なので、政治家と言う輩は「平気で嘘を言える」「権力の下で何でもしたい放題」「金さえあればいい」「適当にあしらっておけばそのうち国民は忘れる」「まずくなったら逃げ込む病院がある」…枚挙に暇がないが、そういうものだろう、という印象を与えた人物の最たるものでもあった。他にもいっぱいそういうせこい輩は存在しているが。
警備の問題や、日本では銃による襲撃は想定外だった、云々いろいろあるだろうが、その辺りは専門家に任せよう。
確かにアメリカでは銃声もよく聞いたし、空に向けて発砲しながら走る警官も見たし、その時には見事にまわりの通行人は伏せていた。
慣れてきたら僕も伏せるようになった。
平和と安全ほど尊いものはないが、ともすればいとも簡単に壊れる。100年かけて作りだしたものでもたった数分、数時間もあれば破壊することは簡単だ。
このような言い方もどうかな、と思うが、政治家としては見事な最期だった、とも言えよう。
理想的、とも言えよう。
箸にも棒にも掛からぬ輩が多い中、あのような最期を遂げるとは…。
が、いわゆる「もりかけ」「さくら」全て墓に持って行ってしまった。
これを検証、追及するだけの力が野党にあるとも思えないし、死者にむち打つのは良くない、という風潮もあろうかと思う。
しかし、これは決してうやむやにされることではないと思うが…。
それにしても、もはやマスメディアは、彼がどんなに素晴らしい人だったかを躍起になって語っているし、ある特定の宗教もやり玉に挙がっている。
段々、いろんな話が出て来るなぁ。
でも、好き嫌いは別として冥福を祈るのは悪い事ではないという気持ちである。