また懐かしい映画だが、今回は映画の話ではなく、音楽。
このシングル盤はよく覚えている。
映画を観た後だったか前だったかは定かではないが、近所の「うぐいすや」という小さなレコード店で買った。
そこではビートルズもよく手に入れたし…もうおやじさんこの世に居ないだろうなぁ…。
いや、このリバティ・バランスのシングル盤だが、その裏面(B面)が興味深い。
元々、リバティ…の唄と云えばジーン・ピット二―のものが有名らしいが、僕が手に入れたのは、フェアモント・シンガーズが歌っていたもの。
そのB面が変なタイトルだったのです。
結局、A面のリバティ…よりもこの変なタイトルの唄の方が気に入ってしまった。
そして後年、この歌が有名なアイリッシュパブソング「Molly Malone」だという事を知った。
この映画は1962年公開だったので、少なくともその頃から「あ、いいな」と思う歌がアイリッシュソングだったことはいくつか例にあったかもしれない。
フォークソングを歌っていた時も気に入った歌の多くはアイルランドやイングランドからのものだった。
しかし一体誰が「悲しきむらさき貝」なんていうタイトルを付けたんだろう。
そういえば、当時「悲しき…」というタイトルのもの、結構あったかもしれない。
「悲しき街角」「悲しき少年兵」「悲しき雨音」「悲しき北風」「悲しき天使」
日本人は悲しいのが好きなんだろうなぁ。