昼下がりコンサート 2024年9月28日

元、七人の会スタッフのプロデュースによる昼下がりコンサート。

今年は行かせていただくことが決まっていた。

そうなると先ず、円山音楽堂ということで、天気が心配だ。

「まかしゃんかい!」と大見栄を張った手前、少なくとも雨だけは困る。曇っていても良い。

雨だけは困る。

それは集まってくれる人全員の心からの願いだ。

予報を見る限り、なんだか台風も発生しているようだけど、幸い、関東には多少の影響があるが、関西には行かないようだ。

出来ればもう能登には絶対に行って欲しくない。

そんなことを考えながら新幹線に乗った。

やはり京都なのでちょっぴり気持ち的にはゆっくりしたい感もあり、2日ほど早く出た。

こーちゃん(ロッキードではなく元のスタッフ)が彼の生まれ故郷である舞鶴に連れて行ってくれた。

天然キャラ炸裂のこーちゃんはほとんど一日中あらゆる事柄で笑かせてくれた。

本人は至って真面目なんだろうけど…。

舞鶴から帰ってきて居酒屋ぴんの白波瀬さんにも久しぶりにお会い出来た。

コンサートもさることながら、いろんな友人に会う事もとても大切なひと時となる。

さて、コンサートだが。

早くからスタッフとともに会場に入った。

みんなで一緒に荷物を運び、お客さんがのぼる階段の掃き掃除をし、そしてみんなが様々なセッテイングを手際よくやってくれている。

見たところ百戦錬磨の集団だ。

これを生業にしている人、全然関係ない仕事をしている人、みんなが同じ方向を向いてみんなが本当に楽しみにしていることが僕の心にビシビシと伝わってくる。

今回も楽器は借りることにした。

僕が初期の頃使っていたギブソンRB-500を所有している猪間君。

省ちゃんが花嫁で購入したギブソンRB-800は今日PAを担当する、てっつんが所有している。

2台のバンジョーの必然性は、というと、今回僕はドクターサウンドの小林君に来てもらう事にしたからだ。

今の僕のバンジョー熱を呼び起してくれた彼、そして父親の影響でバンジョーを持って産まれてきた、と言っても過言ではない永遠のバンジョー少年、そんな彼とのダブルバンジョーを是非やりたかったから。

そんな彼、お父さんと二人で現れて、なんとなくお父さんの方は興奮しているが息子の方は落ち着いているように見える…が、実はとうとう聖地にやって来ることが出来た、と感慨にふけっていたらしい。

やがて我夢土下座のみんなも現れて、楽屋は当時の昼下がりコンサート、宵々山コンサートを彷彿とさせる雰囲気が漂ってきた。

そこへ「まいど!」と茶木みやこさんも現れて京都色はさらに濃くなる。

当時の女の人、女の子はみんな関西のおばちゃんになっている。

さて、ライブのことを書き始めるときりがないのでコメントは控えさせていただきますが

(ありゃ?政治家みたい)

とに角素晴らしい一日を過ごさせていただいた。

案の定、雨は一滴も降らず、太陽も照りつけることなく、少しの蒸し暑さだけがあったけど、まぁまぁ晴れ男の面目が立った。

しかし、一人一人がそれぞれの役割を、実に見事に楽しそうに、こなしている姿を見ていると、本当にナターシャー・セブンはみんなに愛されてきたんだな、という事がよく分かる。

お互いに育て、育てられて今日まで来ているんだな、という事がよく分かる。

スタッフ、というのかな?実行委員会というのかな?みんなお疲れ様。

ほんとうにありがとう。

いい会に呼んでもらって。

今、つくづく思う。木田高介、坂庭省悟、そして高石ともや、みんな逝ってしまった。

でも、この3人は昼下がりコンサートに出演しているよ。

だって、これだけ素晴らしい実行委員会の人達がいて、そしてお客さんも楽しみに集まってくれて意義のある楽しい会になって、それはいろんな「しがらみ」を越えてみんなが一つになっている姿を彼等が見ているように感じるからだ。そして「おー俺達も寄せてくれ!」と言っているように感じるからだ。間違いないよ。

お疲れ様でした。ただひたすら感謝です。

ところで今日もやっぱり一番受けたのはこーちゃんでした。