2015年 アイルランドの旅 8

7月に入って少し暖かくなってきたようだ。それにしても一日のうちにあまりに天気が変わりすぎる。

一番困るのは洗濯物だ。乾燥機のないところでは外に干す事になるが、こちらでよく見かける光景は、雨の中で洗濯物がはためいている、というもの。

どうせすぐに止むし、入れてまた出して、は面倒だと考えるのだろうか。

アンドリューの裏庭でもよく、天気雨のなかで洗濯物がはためいていた。それでもあわてないのはひとえに国民性なのだろうか。

彼らがスーパーマーケットで走ったりする姿は見た事が無い。レジでのろのろしている人に文句も言わず、じっと待っている。

よく観察していると、大量の買い物をまず何分もかけて自分の袋に詰めてから、おもむろに値段をみて、それから財布を探し、やっと出て来た財布の中の小銭から勘定し、やっとのことで支払いを済ませる。

レジの人も決して急いでくれという表情をみせない。そんなことをしてもらっても自分の給料は変わらないから、だろうか。

いったいなにを考えているんだろう。おそらくなにも考えていないんだろう。それでも待っている人は嫌な顔もせず(なかにはいいかげんにしろ、という顔をしている人もいるが)ほとんどの人は気長に待つ。

日本にもたまにそんな人もいるが、アメリカでもアイルランドでも圧倒的に多いようだ。

自分があんまり急ぎ過ぎなんだろうな、と反省もするが、同じようにはできない。

洗濯物も入れたり出したり、どうすれば事は早く済むか、などいつも考えてしまっている。

思えば、そのほうが人生は短いのかも知れない。常に自分の中では30分先、1時間先が気になっているのだ。

その予定が狂うと、ことによってはパニックになったりするが、結局たいした違いは無いのかも知れない。

もう少し落ち着いた方が長い人生が送れることは確かだ。気分的に。

今日は晴れ。でもこんな日に限って後からまた雨が降る。洗濯物、どうしようかな…。