2015年 アイルランドの旅 7

今日から7月。日本で大変な事件が起きたことを昨日知った。新幹線でのことだ。5分おきくらいにやってくる新幹線はとても気軽で(ちょっと高いとは思っているが)安全なのに、これからが心配だ。

こんな事がおきると、自分の身の安全をいくら考慮してもどうしようもない、ということを再認識せざるを得ない。

こちらではフランスに熱波、というニュースがあった。そしてそれがアイルランドにもやってくる、ということでみんなびびっているが、その気温の予想がたかだか25℃くらい、と言っているので驚きだ。

そんなことではとても日本では暮らせない。

日本ではもう夏休みに入っているんだっけ。あれ、学生の頃の夏休みっていつからだっけ。

高校時代だってもう50年も前の事。忘れてしまっている。

50年って結構な時の流れだ。

そのむかし、まだ20歳そこそこだった進藤さとひこ君が僕と省悟を前にして「ねぇ、聞いてくださいよ。このあいだ30過ぎのおっさんが…あ、いや、おにいさまが…」と言っていたが、そんな彼も、もう50うん歳。

僕にしても60歳越えた自分なんて想像できなかったものだ。

今年もあと半年。どんなことが待っているだろうか。

そういえば、アイルランド人には来年の話をしても無駄らしい。日本でも来年の話をすると鬼が笑う、というが、この仕事では来年のこともある程度決めておかなくてはならない。

こちらでは“一応頭には入れておくけど詳しい事はもう少し近づいてから。でないと忘れるから”というような感じだろう。

大体“メモする”ということが苦手な人達らしい。

そんなアイルランド人を相手にしているのでやっかいなことも多いが、なかなかに面白い。

今、希花さんに「高校生のころはいつから夏休みだった?」と聞いたら「忘れた」という返事が返ってきた。

こちらもだいぶアイルランド化してきたようだ。