2018年アイルランドの旅 17 プラハ7月20日~23日

まず、久々の小雨がぱらつくダブリンを出発。朝からライアン・エアーがストライキをしている、というニュースが飛び込んで来たが、調べてみると、どうやらイギリス方面の便に限っているようなので、僕らの飛ぶチェコ方面は大丈夫だった。

飛行機の中はアイルランドの若者らしき連中が5~6人で騒いでいて、僕も1972年から飛行機に乗っているが、一番うるさかった便だった。中国人顔負け。

でも、まぁまぁ陽気に騒いでいたし、なんか特別な祝い事でみんな揃って楽しくて仕方なかったんだろう。

空港についてシャトルに乗ったら、ちょうどアイリッシュの5人家族、お父さん、お母さんと3人の息子たちと一緒になり、「どこから?」と訊いたら「キルケニー」と言う。「え?僕らバグナルスタウン。近いじゃん」と言うと、長男らしき25~6歳の子が「家から5分だよ」という。なんという偶然。

おかげで話が弾んだ。

そして、ホテルに着いたのがもう夜中に近かったのでひとまず眠ることにしたが、プラハも例年より暑いらしく、明日は33くらいになるという。

一体地球はどうなってしまうんだろう。

プラハ2日目。仰せの通り暑い。今日1日はキアラン君と街をぶらぶら。下調べの鬼である希花さんが行きたいところ、行かなくてはならないところをあらかじめチェックしてくれてある。

その分、地下鉄の乗り方や様々な道のりがよくわかっていいが、何せ前代未聞の方向音痴なので僕らはよく反対方向に向かって歩かされる。ま、早い目に気がついてくれれば問題はない。

河を見ながらパティオでビールを飲んだり、ウインドウショッピングをしたり、観光したり、またビールを飲んだり、ちょっと暑かったけどプラハの町を堪能した。

ただ、何が書いてあるのかどこを見てもさっぱり分からなかったので駅の名前も全然覚えられなかったが、アメリカ人の観光客にもちんぷんかんだったみたいで、そういう人たちが周りにいっぱいいたので面白かった。

しかし街並みの美しさには目を惹かれる。日本人には人気のある観光地だと聞くが確かにこの美しさは格別かもしれない。

晩御飯はこれまた希花さんのお勧めチェコ料理レストランだったが、いっぱいで入れなく、中で始まったベリーダンスのような踊りを見て別なところを探すことにした。

近くに静かなところがあったのでそこに落ち着いてワインとそれぞれ料理を楽しんで夜が更けていった。

物価は安いようなのでそんなに気にしなくていいのかもしれないが、お金の単位を計算するのに時間がかかる。

今はユーロで計算しているので、例えば100と書いてあったらその4倍して0を取って4ユーロくらい、と教わった。

だいたいそういうのがわかって来て小銭で払えるようになるのは帰る直前だったりする。

プラハ3日目。今日は希花さんがウイーンに住む友人を訪ねるので僕とキアラン君の二人で町を観光する。10時ころ出ていったが、反対方向の電車に乗ったりしていないか。そんなこともないだろう。

僕らは待ち合わせの場所でビールを飲んで過ごしたが、2人ともそんなに観光や、ましてやショッピングなどには興味がないので「ここで一日中ビール飲んでまったりしていられるなぁ」と河の流れを見ながら、また、行き交う様々な国の人々を見ながら2時間ほどを過ごした。涼しい風と陽の光が絶妙で、今日も30くらいにはなる、と聞いたがそんなに気になる暑さではない。

一応、昨日から話題に上っていたボートでの市内観光をしてみよう、と一人10ユーロづつの40分コース、中くらいの大きさの船に乗り込んだ。

足こぎの2人乗りではゲイカップルみたいだし、20人乗りくらいの小さな船は難民みたいだし、かといってあまり大きな船では面白くないし、ちょうどいい大きさで比較的安く済むもの、と思い、中くらいの船にしたがなかなか良かった。

ゆっくりと流れてゆく美しい街並みを見ながら気持ちの良い風に吹かれてまたビール。

夕方、イタリアンを食べながらまたビール。

夜、無事に戻って来た希花さんとワイン。

なんだかどこへ行ってもキアラン君といると飲んでばっかりだが、彼は全く酔っている様子はない。やはりビールなら7~8パイント、

ワインなら丸々一人一本くらいで「飲んだ」という感じになるのだろう。不経済だ。

僕なんか1パイントで十分飲んだ気になるのだから経済的だ。

でも、いい景色を見ながら、美味しいものを食べながら、会話を楽しみながら、気持ちのいい風に当たりながら、優しい日差しを感じながらのお酒はいい時間の過ごし方の一つだ。

特にヨーロッパの人たちといるとそれはつくづく感じるところである。

プラハ最終日。帰る前にキアラン君の見つけた楽器屋さん、特にバイオリンがメインの楽器屋さんを訪ねてみた。チェコ製のバイオリンにはなかなかいいものがある。

店にはなんとステリングの5弦バンジョーもあったりしたので、店の親父も加わってフォギー・マウンテン・ブレイクダウンのセッション。いいバイオリンもあったが、店を出てから軽い食事と定番のビールでしばらく相談。

ま、勢いで買うのはやめにして考え直そう、と街を後にして空港に向かった。

観光というものには興味はないが、全く違う文化の中で出来上がってきた景色を見る、ということもなかなかいいものだ。