Irish Music その80

Seanamhac Tube Station   Jig

  • Seanamhac Tube Station

“僕らはあまりやらない曲。何故かというと、いかにも若者のグループが張り切ってやりそうなタイプのものなので、敢えてレパートリーとしてとりいれようとはしていない。だが、トラッド同様、新しい曲でも常にアンテナを張り巡らしておかないと、引き出しの少ない狭い観点のミュージシャンになってしまう。この曲のメロディ自体は好きなのでここに掲載してみた。この聞きなれないタイトルに使われているのはアイルランドの小さな村の名前だ。だが、そんな小さな村にTube Station(地下鉄の駅)などない。これは一種のジョークであるらしい。そして、作者はJohn Cartyというのが頷けるところだ。ところで、なんと読むのだろう。こんな発音らしい「SHANNAWOCK」”

 

 

The Wren/October Rain   Breton/Jig

  • The Wren

“ブリタニーのグループKornogのアルバムから随分前に覚えた奇妙な曲。またの名をAn-Droという。ティプシー・ハウスのフィドラー、ケビンの大好きな曲だった。大体この手の変わった曲を持ってくるのはケビンか、もう一人のフィドラー、クリスだったが、彼はエジプシャン・ミュージックなどもやっていた変わった奴だった”

  • October Rain

“90年代中期に書いたオリジナル曲。10月のある日、空を見上げていたら、しっとりと冷たい雨が降ってきた。間もなくすると太陽が出てきて辺り一面陽の光に照らされた。まるで山のような天気だったその日にできた曲。坂庭省悟と宮崎勝之もレパートリーの中に取り入れてくれたものだ”