2018年春 アイルランドの旅 15

今日は昨日と違って穏やかな良い天気。

これから先は帰ってからのことを考えなくてはならない。

それまでの大仕事としては、ティム・エディが街にやってくるのでキアラン君とそのオープニング・アクトを頼まれている。

僕らが来ているのでちょうどいい、という話になったらしい。

彼はここ最近10年ほどの間に出現したとんでもない才能のギタリスト兼アコーディオン奏者だ。

ギターにおいてはスティーブ・クーニーを更に発展させた、言葉では到底言い表せない尋常では無いプレイが聴けるので、こちらも楽しみにしている。

また、類稀な超絶アコーディオン奏者でもある。

あと、いくつかローカルのギグをやって、何人かの人と会って、という感じだ。

夕方、キアラン君の生徒さんたちが7人やって来てここで演奏のビデオを撮っていった。

フルート二人、コンサーティナー、アコーディオン、フィドル、パイプス、ギターの編成。

まだみんなティーンエイジャーで、しかもやっぱり都会の子と違ってどこか初々しい。

それでも若者らしいアレンジのチューンを披露していった。

彼らが7時頃帰って行ったので、その後僕らは3人でインディアン・フードのテイクアウトをした。

今ではネットでもオーダーできるらしいが、世の中変わったものだ。

僕など、ネットで予約したり、注文したりしたら本当に通じているのか不安で仕方ないが、希花女史の言うことも正しいかもしれない。「その方が記録が残る。電話なんかだったら聞いてない、と言われりゃおしまい」

そこで気にしすぎの僕は、相手のコンピューターが壊れている、などのつまらない心配をするのだ。

こんな心配は一生ついて回るんだろうな。

ちゃんとオーダーの通っていたインディアン・フードは辛くて美味しかった。