7月15日(日)聞いたところによるとなんと28日ぶりの雨。朝のうちは小雨だったがだんだん普通の雨になって来たが、まだまだ水のことは心配しなくてはならない、という程度だ。
今日のイベントはこちらのテレビ番組での演奏。フェスティバル最終日のビッグイベントだ。
その前にコンペティションを見にいくが、今回は、数年前に会って度々このコラムにも登場するダラウという少年がコンサーティナとのデュオで受ける、というのでそれを目当てに行ってみた。
たくさんの子供達、ちなみに17歳の彼もそのうちの一人。かなり上手い子もいるが、いろんなレベルの子達がそれぞれに少しアレンジを加えてトラディショナルチューンを真剣に演奏する。
ダラウ達はHelvic Head Liverpool Hornpipe Gravel Walkの3曲を披露した。
初めて会った時よりは、やはり数段進歩しているようだった。コンサーティナの子も良かったし。
外の様子も段々落ち着いて来て雨も小降りになったり上がったりの繰り返し。そんなに悪いコンデイションではない。
僕らは屋外で1曲、人々に囲まれて演奏した。司会の男、ちょっと前にお祭り男と書いたが、彼は僕のことをよく知っているやつだった。
もう20年以上前にサン・フランシスコで会っているのだ。
忘れていたけど、あんなインパクトのある奴をどうしたら忘れられるの?と希花さんが不思議そうに言った。
演奏が終わってダラウと彼の全家族、おじいちゃんやおばあちゃんまでもが僕らを彼らの宿泊先に招待してくれて、そこでいい感じのセッションを繰り広げた。
僕らが2年前よく演奏したホテルのレストランだったので僕らにも居心地が良く、ついつい1時まで、4時間ほど飲んで演奏してしまった。再会を約束して戻って来たらキアラン君やベルギーのフルート作りの人や友人達がみんなで飲んでいたので、またそれに参加して歌ったり演奏したり、結局寝たのは3時過ぎ。長い1日だった。