我々は何をどうすべきか

壮大なテーマだが、最近、コロナ患者を受け入れている病院で働いている友人から興味深い話を聞いた。

「重症になっているのはほとんど年寄り。それも昼カラオケの奴ら。大体煙草を吸う連中か不健康に太っているやつ。そんな奴がなにも考えずにカラオケに行って運ばれてくるのを僕たちが面倒みなければならない。正直、自業自得。もちろん、中には家庭内感染も居るけど、圧倒的に昼カラオケが多い。こんな奴の為に死に物狂いになって働かなくちゃならないのは正直頭にくる。ナースはもっと大変。ナースコールが来るとすぐに出来るだけ急いで防護服を完璧に着こなして出かける。それはそれは大変な作業の1つ。やっと戻ってきて防護服を脱いで捨てた途端にまたナースコール。一体何人の看護師が辞めていったのか、もうすでに分からない。若い奴は若い奴で、大騒ぎした挙句に苦しくてたまらないと言って運ばれてくるし。でもそんなに重症化せずに帰っていくと、もう忘れちゃうんだろうな」

また、彼はこうも言っていた。

「みんなちゃんと予防をしようよ。身体によく無いこと…たばことか、食べ物とか、少し気を付けて、世の中でこうした方が感染は防げるよ、と云われている事、例えばマスクとか手洗いとか、食事の時のこととか、ちゃんと守っていれば感染はある程度防げる可能性があるし、重症化も防げる可能性もある。それでも感染してしまう事はあるし、でも自分が後悔しないためにもできるだけ規則を守ったり、少し自制心を強めに持ってくれると僕らも助かるんだけど」

とても説得力がある話だった。

「ここ1年以上、飯食いに行こうか、なんていう事をいうやつは医者の中にはいないよ。誰かを誘うなんてもってのほか。ま、そんな暇もないしね」

最近はそんな感じだそうだ。

国会で嘘ばっかりついて、何の展望も示さずに国民をバカにしている政治家って生きている必要があるんだろうか?

学習能力の無さに於いては、繰り返しあおり運転をする奴、震災の後に泥棒に入る奴、平気でカラオケに行って医者に面倒をかけるやつ、飲み過ぎ、騒ぎ過ぎて倒れて病院に運ばれる奴、そんな奴らと政治家はほぼ変わりが無いんじゃないか、と僕は思っている。

しかしながら、友人は政治家に関してはなにも言わなかった。多分、もう人間以下の存在としか捉えていないのだろうか。

取りあえず、次から次へと運ばれてくる人たちの面倒をみることしかないのだろう。

こんな文章を随分前に書いたのだが、こんな事、もうみんな分かっていることだろうし、バカバカしいので掲載するのは辞めておこうと思っていたが、厚労相の大宴会のニュースを聞いて愕然として、ま、いいかと思ってしまった。

やっぱり一番危機感の無いのは官僚であり、役人であり、政治家であった、という事だ。

我々が何をどうすべきかはさっぱり分からなくなってきた。