2022年 アイルランドの旅 22

また面白い光景を見た。

いや、こちらにいたら決して稀な光景ではないが。

近くのタルト屋さんに救急車が止まっていた。

そこは僕の散歩コースで、僕はその救急車の後方から歩いていた。

また、こんなところで油売っているな、と思い、外に出ているテーブルに目をやると、そこでは数人の人がお茶を飲んだり、タルトを食べている。

因みにここのタルトはとても美味しい。

日本の某タルト屋さんのようにきめ細かく作られていないが、値段は半分以下で味もかなりのもの。

そんな人気店で、中をのぞいてみると、中で何か買っている様子もないし、中で座って食べている姿も見受けられない。

こりゃ失礼しました。お仕事かな?と思いながら運転席の横を通り過ぎたら…居ました。

中で2人仲良くアイスクリームを食べていました。

やっぱりなぁ。

日本も救急車はそろそろ有料化したらいいと思うが、それでは金のない人は助からない、という考えもあるだろう。

確かに、全ての人を助ける、という主旨の日本の医療からすればそういう理論になってしまう。

アメリカで一緒に働いていたメキシコ人の子供が2人、火傷をして救急車を呼んだら1人600ドル、計1200ドル取られて嘆いていた。

なんか今ではそれどころではないらしいけど。

これでは貧乏人は救われないということも事実だが、これも前出のように神の思し召し。神のなされることに何故?どうして?は言ってはいけない。

宗教は人を強くするのかひん曲げるのか…よくわからないですね。

宗教と政治はセットらしいのでやっぱりひん曲げるか。宗教とは関係のない僕もだいぶひん曲がってきたかな?

ま、日本とそれぞれの国の考え方の違いもあるのでしょう。

近頃、日本の救急隊員があろうことか、頻繁に被害を被っている、という話をよく聞くので、ついこんなことを考えてしまっています。