2022年 アイルランドの旅 60 最終回

3ヶ月、今までで一番長かったのか、いや、2014年に6月の半ばから9月半ばまで約3ヶ月来ている。

この年は晴れて医師免許を獲得した希花さんが本気ではじけた年だったのかも。

僕の方は今思うとここまでの10年、まだ身体は若かったような気もするが、ここ数年で移動がしんどいと感じるようになってきた。

どこかが痛いとか、本当に疲れがひどい、とかそういうのではなく、やっぱり気分的なことかも。

この2年、もう3年と言えるくらいの間、みなさんもそうだと思うけどいろんなことを考えさせられた。

そしてここにきて世界がこんな状態。

ほとんどの国のトップが利己主義で、あるやつはミサイルのことしか頭にない素っ頓狂だし、あるやつは自分のところが一番、と思って侵略の機会を北京ダックかなんか喰いながら狙っているし、あるやつに至っては自分の犯した罪を全て人のせいにしているし、もう亡くなってしまった人の名前を呼んでいた大統領もいたし、彼らの低レベルな思考回路のせいで一体これから世界はどうなっていくんだろう。

そういえば、俺がいたら世界はこんな風にならなかった、と豪語する元大統領もいるなぁ。

そこにきて日本だが。

昭和初期からの考え方しか持てない年寄りが幅を利かせているようでは未来はあったもんじゃない。

他人の未来まで平気で無視しているような奴らが全てを頭打ちにしている。

見ざる言わざる聞かざる政権ではどうしようもない。

おかしなYouTuberなんか立候補させている制度もいい加減にしてほしいものだ。

考えりゃわかるだろう!という事柄が多すぎる。

見ざる言わざる聞かざる、に加えて「考えざる」というのが…ありゃ、これじゃぁ猿が考えているみたい。でもその程度だから良いのか。

あ、そんなに他人の事ばかり言っていても自分はどうなんだ、というところに返ってきそうなので、そろそろやめておかなくちゃ。

3年ぶりのアイルランド。

空気が相変わらず澄んでいた。

毎日、川の流れる音を聞き、飛び交う鳥を見て、雨と晴れの合間にかかる大きな虹を見て、緑に囲まれていた生活。

それは一旦2019年を境に途切れてしまったけど、今回もそんなに変わりなかったように思う。

ところでAt The Racket はやっぱり素晴らしかった。彼らの音楽はとことん楽しい。

そしていろんな人に会えたし、ユジーンに嫌という程飲まされたし、ダミアンも相変わらず大きな声だったし、ジョニー・オグ・コノリーもいたし、かなこちゃんと子供達も元気だったし、ゴールウェイ最後にふさわしい夜になった。

みんなしばしの別れ。もうヘロヘロで何を書いているのかわからない状態だけど、とにかくこの旅も素晴らしいものになった。

また来年、今度こそは2023年アイルランドの旅というものが普通に書けるといいな。