さて、外を見ると、お、なかなかいい天気じゃぁござんせんか。
洗面所に行って、歯を磨いて顔を洗って、今一度外を見る。
なんと、かなり激しく雨が降っている。油断も隙もあったもんじゃない。
でも空は明るい。
申し合わせたように傘もささずに歩く人。
仕方がないので、コーヒーを飲みながら外を眺める。
やっぱりだ。急に太陽が顔を出した。
一番初め、今日はTシャツで十分、と思ったがこれでは羽織るものを用意しないと大変な事になるかもしれない。
雨に濡れることが大変でないのは、空気が比較的乾燥しているからだろうが、その辺がよくわからない。
こんなにしょっちゅう雨がふるのに…。人口密度も関係するのかなぁ。
みんなが二酸化炭素を吐き出すから湿度も温度もあがるのかなぁ。
もしそうだとしたら、アイルランドで100人居るような所に、日本では10000人の人が居れば当然湿度も高くなるはずだ。
アメリカ、特にサンフランシスコ辺りでは、ジーンズの洗濯なんて1か月に一回くらいで十分だったような記憶があるが、僕だけだろうか。
雨に降られてもすぐ乾くし。
アイルランドでも、すぐ乾くというほどではないが、あまり気にならない。
濡れた後にまとわりつく湿気というものがあまり感じられないんだろうなぁ。
想い出すなぁ。
キアランの家のお隣さんの洗濯ものが何日も雨に降られたり、太陽に当たったりを繰り返していた光景を。
でも、やっぱり生乾きになるだろう。
さて、ちょっと外へ出てみるか。
う~ん、雲が低い。こりゃ雨の匂いがする。