女性シンガーについて書いたので、男性の方も書かなくては、と思ったが、以前書いたように男性のほうはどうしてもグループから入ってしまう。
ブラザース・フォアは小学校の頃から聴いていたし、ビートルズは中学生からだったし、本格的にフォークソングに打ち込むようになってからも、ハイウェイメン、タリアーズ、トラベラーズ・スリー、そしてキングストン・トリオなど、いろいろ聴いてきた。
女性がはいったものではPP&Mやルーフ・トップ・シンガーズ、ニュー・クリスティ・ミンストレルス。
だが結局ブラザース・フォアとキングストン・トリオをお手本にしていた。
大学に入ってからかな。本格的にモダーン・フォーク・カルテットのコピーをやりだしたのは…。
そんなわけでどうしてもグループのことが想い出されるが、ソロ・シンガーでいえば、ティム・ハーディンなど良く聴いていたかもしれない。
リビングストン・テイラーもよく聴いていたが、最初はジェイムス・テイラーの弟とは知らず、なんか声も似ているし、ギター・テクニックも似ているなぁと思ったものだ。
そんな中で僕が結構好きだったのが、クリス・クリストファソン。
特に彼のことを良く知っていたわけではないが、何故か哀愁を感じる歌声にしびれるものがあったのだ。
アメリカではクリス・クリスト“オファソンと発音しないとなかなか通じない。
そんな感じで、特にレコードをいっぱい集めた男性シンガーというのは考えてみたらいないのだ。
それに、男性シンガーというと、どうしてもギターを弾きながら歌う人、あるいはギタリストとしての方がメインだったり、そういう観点からみてしまうので、多くの人は、聴いてきたがピンポイントでレコードを集めたりした記憶が無い。
例えば、アンディ・ウイリアムスやトニー・ベネット、ハリー・ベラフォンテなどは少し持っていたが。
本当にブラザース・フォアとキングストン・トリオとビートルズのレコードはいっぱい持っていた。
そんな少年時代だった。
最近のお気に入りはミルク・カールトン・キッズかな。それでもかれらのコーラスと、やはり一風変わったギタースタイルに喰いついたのだが。