最近よく行っているスーパーのアジア人トリオ、ニャン、テー、オウの3人組の内、オウさんが双子だという事が判明した。
トリオではなくクヮルテットだったわけだ。
「なんか今日は雰囲気が違うね」と言ったら「あたしたち双子です」という答えが返ってきた。
僕は今迄どちらとよく話をしていたんだろう。
どちらも、だったんだろうけど全然気がつかなかった。
むかし、アメリカで勤めていたレストランに同じく双子のウエイトレスがいた。
シャーニーとシャーレットという姉妹だったが、時々お客さんが戸惑いを見せていた。
この二人は割と分かり易く、性格も全く正反対だった。
シャーレットは見た感じ地味だったけど、かなり行動的だったが、シャーニーは派手な見た目のわりに大人しかったようだった。
2人が一緒に働いている時が良く有ったのでこちらは分かり易かったが、オウさんの場合、次回スーパーに行ったらシフトの事など知らないし、多分どっちだか分からない。
取りあえずオウさん、と言っておけばいいか。
ずいぶん前、僕らは、おすぎとピーコのふたりと、時々永さん繋がりで一緒になる事があったが、その時も「あ、久しぶり」と言うと「さっき会ったじゃない」とか言われたものだ。
省ちゃんにはその違いが分かったようだが、僕にはさっぱりだった。
僕の周りにはそれくらいだったかな。
ところで今回の「双子」というコラムには関係ない話を思い出した。
といえども、シャーニーから聞いた話。
ある時、彼女の友人がラス・ベガスに行っていて、夜そこそこ遅い時間にホテルのエレベーターに乗った。
その時は一人で、早く扉が閉まらないかなぁ、と思っていたそうだが、案の定、閉まる直前に屈強そうな黒人が二人乗ってきた。
彼女は一瞬固まったそうだが、その時彼らが発した言葉で一層恐怖に襲われた。
「Hit the Floor」「床に伏せろ」彼女は、命ばかりは御助けを、とばかり床に伏せたそうだ。
それを見た黒人の二人はポカンとして「What are you doin’ lady?」と。
なんと彼らの発した言葉は「Hit Fourth」「4階を押してくれ」と言うものだった。
状況が状況だっただけに分からないことはないが、ネイティブスピーカーでもそんなことがあるんだなぁ、と感心してしまった。だが、話はそれで終わらない。
翌朝、チェックアウトの為にフロントに行った彼女。また驚いた。
「料金は支払われております。はい、エディ・マーフィー様で」
なんと彼等、エディ・マーフィーのセキュリティだったのだ。
床に伏せた彼女、よっぽど哀れに見えたんだろうなぁ。